KANGEKI2018年4月号vol.27

加納屋一家に貸元の訃報を伝えに来た、
いろは一家二代目・清次郎（双竜英次郎）。
親分の娘・おみよ（酒井えりな）とひかれあうが、
おみよは加納屋の代貸・大五郎（浅井雷三若座長）と許嫁の仲だった…
若さゆえに、真っ直ぐにぶつかり合う男たちを、
若い役者陣が溌剌と演じます。

波瑠竜ノ介総長と姫川寿賀座長の一日限りとなる公演。
お芝居は「座頭市」。
盲目の女用心棒・お市（姫川寿賀座長）。
実は座頭市（波瑠竜ノ介総長）の娘だった…
父から子へと受け継がれる芝居と想いが見るものの胸を熱くさせます。
波瑠竜ノ介総長のインタビューも収録しています。

【出演】
 劇団春
波瑠竜ノ介総長、花形 姫川家紋、
姫川寿賀座長、姫川鈴花、花形 姫川世李、
三代目姫川竜之助座長

光栄座
滝夢之助座長
劇団花車
GOD姫京之介、姫錦之助座長

今年で30周年を迎える四日市のユーユー・カイカン。
それを記念した特別公演が2017年12月30日に行われました。
お芝居は「仇討ち桜音頭」。
記念すべき年を迎えるにふさわしい、明るく笑える人情時代劇。
見海堂真之介総座長のインタビューも収録しています。

2018年1月30日に行われました、姫錦之助座長の誕生日公演。
お芝居は「喧嘩屋五郎兵衛」。
顔にひどい火傷があるため、
生涯独りでいるつもりだった五郎兵衛（姫錦之助座長）。
そんな五郎兵衛のところに縁談が…
37歳を迎えた姫錦之助座長に、
理想の役者像などについてお聞きいたしました。

時雨の源次（紫鳳友也座長）は役人に追われ、
娘のお千代を捨て、島流しとなる。
16年後、成長したお千代（きらり）は祝言の日を迎えた。
しかし、横恋慕した蔵形屋（颯馬一気）がお千代を狙い…。
子を思う親の情愛が、感動の涙を誘います。
紫鳳友也座長のインタビューも収録しています。

【特別参加】
菊千鶴座長（劇団菊） 、天夜叉、長縄龍郎座長（劇団龍の風）

里見要次郎総座長が歌舞伎の世界を舞踊で魅せる、
その名も「要次郎歌舞喜」。
演目は「義経千本桜 狐忠信」。
「壇ノ浦」の舞、宙乗りなど、見どころたっぷりのスペクタクル。
お芝居「駿河夢芝居」も紹介しています。

【ゲスト】
花柳願竜劇団
篤、二代目香賀峰子、潤平、拓朗、花柳願竜座長、花形 花柳竜乃

昼夜ダブルキャストで行われたこの公演。
全く違った二つの「釣り忍」が味わえます。
大店の跡取り・定次郎とおはんの二人を、
昼は三代目桜京之介座長・桜彩夜華さん、
夜は桜春之丞座長・桜京之介座長が演じます。
桜春之丞座長のインタビューも収録しています。

丑松（不動倭座長）は博打のイカサマを巡って胴元を殺害する。
ほとぼりが冷めるまで、女房のお米（宝華紗宮子）を
兄貴分の伝蔵（勝小虎）に託して旅に出るが、伝蔵は丑松を裏切り…
「暗闇の丑松」を感情移入しやすいようアレンジした復讐劇。
不動倭座長のインタビューも収録しています。

元壺振りで今はうどん屋のお銀（市川恵子太夫元）は、
田原の権九郎（高羽ひろき）の誘いを断り、殺されてしまう。
今際の際でお銀は息子鍋太郎（市川小ぜに）を
客である時雨の半次郎（市川おもちゃ座長）に託し、
妹のもとへ連れて行ってくれるよう頼むが…
仇討ち劇、と思いきや明るく楽しいお芝居。
市川おもちゃ座長のインタビュー、
そしておもちゃ劇団三姉妹の一日に密着した
「What’s 大衆演劇」も掲載しています。

【ゲスト】
高羽ひろき

座長のいない異色の劇団・劇団紀州。
創設者である市川昇次郎代表に、
劇団創設までのお話と、
これからの目標について語っていただきました。
波乱万丈の役者人生を送ってきた
昇次郎代表の「伝えたいもの」とは？

歌舞伎の舞台で木を打ち、舞台を引き立てる「附け打ち」。
今回は、兼業が常態だった附け打ちを再び専門職化し、
後進育成にも取り組んでおられる、
パシフィックアートセンターの山﨑徹さんにお話をうかがいました。

4月号から、旅芝居にまつわるオリジナルストーリー
『ツバクロ』の連載が始まります。
作者は『すみれの花咲くガールズ』で
「宝塚歌劇への愛」と青春を濃密に描いた朱良 観（あけら かん）さん。
大阪・新世界に埼玉からやってきた少女・恩田奈々未。
劇団旺盛座の座長を訪ねてやってきたと言うが…？

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

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