KANGEKI2021年3月号Vol.56

読者投稿第7回劇団あやめとの出会いから現在まで

読者投稿 第7回 劇団あやめとの出会いから現在まで

投稿者:まっさん

2018年6月10日、劇団あやめ初見
前月に新開地劇場で劇団花車にハマった私は、サラブレッド姫四兄弟の次男を見てみたいという好奇心から庄内天満座へ足を向けた。

オープニング
スポットだけの暗い舞台に多めのスモーク。
カラフルな鬘と衣装、小柄な5人の体がピョンピョンと、跳ねる跳ねる…
なんとも不思議なNAWATOBI(もしやこれが、エモいか!)
深夜、小さな人形劇のマリオネット達が動き出して遊んでるような妖しさが面白い!

妖しい空気が漂うショーと、喜劇の面白さに心惹かれ、子連れで通うようになる。

座長 姫猿之助

年が明け、2019年1月@此花演劇館
初見以来、『猿之助座長と元気なお弟子さん達』という印象の劇団あやめだったが、この頃から、三本の矢ならぬ五本の矢、斜め45度の急成長が始まる。

先ず、花形きららの変化。
生き生きと輝く表情、芝居も格段に上手くなっている。
特に芝居での死に方(笑)がいい!
若い身空で自害する男の役などピッタリで、グッと惹き込まれる。

千鳥歌まつりでは、
「望郷じょんから」「娘に」「感謝状」
無伴奏アカペラ、芝居のように歌詞が心に響く。
こんなに歌が上手かったのか!と
感動が抑えられず、気持ちを伝える為に千鳥さんの送り出しの列に並んだ。

左より千鳥、咲之阿国、初音きらら、姫猿之助、ひよこ

時は過ぎ、コロナ禍の2020年12月
『咲之阿国 猿若演舞会』
日舞の素養があり、美人で台詞回しも完璧。と、何をしても様になる阿国ちゃんだが、それ故にこちらの期待値も高く、もう頭打ちかと思える時期があった。
しかし、演舞会が近づくにつれ、その凄まじい気合と集中力は想像を上回り、さすがはプロだと感心する。
コロナが収束しない状況で、抱えきれない不安もあっただろう。
そんな中、大作に挑み、全観客を魅了した。

そして2021年1月@此花演劇館
ひよこちゃんが見事にキャラ変(笑)
物ノ怪との大立ち回りも楽しいが、芝居では座長と共に、持ち前のど天然っぷりで爆笑を誘う。座長は才能を引き出す天才か(笑)

劇団あやめ、今では当初感じた『姫猿之助と元気なお弟子さん達』という印象はもう無い。
5人の精鋭、羽ばたく準備は整ったというところか。

2021年12月29日@世界館
『ENNOSUKE’S GREATEST SHOW』
猿若演舞会から丸一年。
今度は猿之助座長が夢の舞台作りを始めるようだ。


まっさん様

寄稿ありがとうございます!
大衆演劇は大人からお子さんまで楽しめますよね。まして「深夜、小さな人形劇のマリオネット達が動き出して遊んでるような妖しさ」のような舞台なら、子たちもハマること請け合いです。
また、
まっさん様のメンバー1人1人の鋭い分析、唸りながら読みました。

今回、3年ぶりにカンゲキに登場いただいた劇団あやめさん。舞台から気合いがビシバシみなぎっていましたよね。大袈裟かもですが、それこそ世紀の瞬間に携わる気持ちで取材させていただきました(超緊張…^^;)

劇団あやめの5本の矢は、これからも斜め45度の角度で私たちの想像の上をギラギラメラメラと、ド派手に超えてゆくことでしょう。。

今年末に行われる夢の舞台も楽しみですね!

(カンゲキスタッフ)