KANGEKI2022年9・10月合併号Vol.72

木戸番のエッセイ・天職先は大衆演劇!第19回あつし~花柳願竜劇団~後編(3/3)

劇場:スパリゾート雄琴 あがりゃんせ
木戸番のエッセイ・天職先は大衆演劇! 第19回 あつし ~花柳願竜劇団~ 後編(3/3)

劇団では、令和4年の5月には新入団の「みらい」を迎え、あつしは若頭として後輩の指導もする立場になった。 入団して8年、すごいスピードで時間が流れた。

みらい 2022年6月29日 あがりゃんせ劇場

入団時は、言われるまま。自分の芝居やショーで精一杯だった。 今は、自分の芸の良し悪しも吟味でき、劇団の事にも、少しは目を向ける余裕が出で来たようだ。

筆者はあつしに訊いてみた。 今、劇団の中堅になってみて、自分の事をどう思っているのか?

あつしは、答えた。

「20歳の頃、プータローをしていた自分を拾い上げて、辛抱強く指導していただいた座長をはじめ、劇団のみなさんには、本当に感謝しているわけです。今では、中堅の若頭になり、後輩の面倒をみるようになった。今後は、劇団の事も真剣に考えたい。今思うことは、なんとか恩返しをしたいです」

あつし
2022年6月29日
あがりゃんせ劇場

筆者からみても「花柳願竜劇団」は他の劇団とは違う。なにも生演奏だけではない。 洋舞を取り入れた舞踊ショーは、宝塚歌劇団を思わせる。その新鮮さは秀逸である。

峰子が中心で踊っている。周りを、あつしと潤平が固める。 そこに、竜乃が踊りで加わる。ぱっと明るくなる。そのタッパのせいだけではない。 ほほえみと、キレのいいダンスに、観客が魅了される。

大衆演劇のファンだけてなく、あがりゃんせのスタッフにも「花柳願竜劇団」のファンは多い。 その行儀のよさと、礼儀が行き届いた点であろう。

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