KANGEKI2021年8月号Vol.60
劇団菊太郎初乗り明石で最新オリジナル狂言!「お母ちゃん」
劇団菊太郎による明石ほんまち三白館公演。今回が初乗りということで、連日イベントづくしで気合マックス!
カンゲキでは6月27日、劇団最新作のオリジナル狂言「お母ちゃん」を取材いたしました。インタビューでは菊太郎総座長と5月に若座長襲名したばかりの慎太郎・光太郎さんも登場。
梅雨空を吹き飛ばす熱〜い舞台の裏側までたっぷりお届けいたします^^
あらすじ
第二次世界大戦下の日本。人びとは米軍による空襲の危険にさらされていた。 戦局は日に日に悪化し、敗退が囁かれる中で、戦闘機搭乗員である浅見慎太郎・光太郎兄弟のもとに出撃命令が下る。「神風特別攻撃隊」。行きの燃料だけを積んだ零戦に乗り、敵の空母に突っ込むという命がけの作戦だった…。
今年2月に行われた慎太郎・光太郎若座長の誕生日公演のために菊太郎総座長が書き下ろした、劇団として初めて戦争を扱ったオリジナル狂言。1幕4場の大作です!
配役
序幕 空襲
第2場 空軍の訓練
第3場 出陣
大詰め 靖国神社
カンゲキ的見どころ
タイトルからも涙を誘われるお芝居。
実際、お母ちゃん役の梅沢かおりさんは稽古のたびに涙が止まらなくなって大変だったそう。
息子を戦場に見送る母たちの胸中はもちろん、母を残して旅立つ10代の若者たちもまた、涙を飲んでの出陣でした。大詰めは靖国神社の場面。時を超えて、届く息子の思いとは・・・
出演者みな全身没頭、涙を流しながらの迫真の演技。是非劇場で!
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