KANGEKI2022年4月号Vol.67

特集劇団炎舞2月公演密着取材!「江戸の朝焼け男の達引」

劇場:オーエス劇場取材日:2022年2月7日
特集 劇団炎舞 2月公演密着取材! 「江戸の朝焼け 男の達引」

今回の密着取材は、大阪オーエス劇場、2月公演の劇団炎舞。
取材日の2月7日は、新人・橘鷹羽(たちばな  たかは)さんの15歳の誕生日で、お芝居では初役に、ショーでは初めての個人舞踊に挑戦。
また7日はボス・橘魅乃瑠(たちばな みのる)さんの月命日でもあり、橘炎鷹(たちばな えんおう)座長による父に捧げる舞踊の披露も。
舞台袖含め、盛り沢山のレポートです!

お芝居「江戸の朝焼け 男の達引」

あらすじ

熊本藩士・岡島千之助は、江戸で傘張り内職をしながら暮らしている。何者かに奪われた家宝の名刀・百足丸(むかでまる)を取り戻すための極貧生活。そんな主人を奴の市助が献身的に支えていた。

ある日、同郷の黒田主膳から誕生日の酒宴に誘われる。「衣服大小取り揃えて相方同伴」が条件。
千之助に恥をかかせてはならないと、市助が向かった先は…

忠義と義理を重んじる人たちの力を借りて、千之助の起死回生なるか?!
1幕3場の時代劇、始まり始まり~!

配役

第1場 岡島千之助の住まい

岡島千之助は、故郷熊本を離れ、江戸で傘張りをしながら家宝の名刀・百足丸を探している。そんな主人を市助は献身的に支える。
山坂転之助が黒田主膳の誕生日の宴席に誘いに来る 「衣服大小整え、相方同伴で参られよ」
質草にしたはずの大小と紋服が。 市助がコツコツ働いて貯めた金で取り戻したのだった
あとは相方。 主人の名誉のために奔走する市助

第2場 柳橋・料亭花六の店先

板前「今から1年前、箱根の山中で雲助に絡まれていた時助けてれた奴さんじゃないか」
市助の嘆願を聞く芸者千代丸

第3場 深川・料亭水月座敷

岡島に恨みを抱く黒田主膳。宴席に呼びつけたのは恥をかかせる魂胆だった
立派な身なりでやってきた
岡島千之助
当てが外れた黒田。 今度は相方がいないことを責める
水月の板前が千代丸を呼びに行くと言う
ここは深川。柳橋の芸者は上がれないしきたりがある。
千代丸を連れてこられるか山坂と賭けをする板前
千之助への恩返し。柳橋の芸者である千代丸が深川へやって来た
高嶺の花の千代丸が岡島に尽くす様を見せつけられ…
何をするにも岡島に許しを乞う千代丸に苛立つ山坂
「いちいち聞くな!」
今度は金の力を見せつける黒田、千代丸に祝儀50金を渡す。
「岡島殿はいくらの金子を包むのじゃ?」
そこへやって来たのは…
江戸で名代の口入れ屋
濡髪長五郎
岡島に50金を授ける
「以前、岡島の旦那には世話になりましてね」
「おい濡髪の。江戸は月夜ばかりと思うなよ」
仲睦まじさを見せつけて
去ってゆく2人
市助が百足丸を奪った犯人がわかったと知らせに来る。
「その者の名は黒田主膳!」
悪事がばれ、刃渡り勝負に。
山坂 対 水月の板前
岡島 対 黒田
ついに百足丸を奪還!
「この刀さえあれば、国に錦を飾れるはず」
「江戸の朝焼け 清々しい。
富士を横目に東海道。
向かうは九州肥後熊本…」

カンゲキ的見どころ

全員が活躍の清々しいお芝居
特に今回は山坂転之助と水月板前を演じる2人が初役ということで、良い緊張感の中で進行。それぞれアドリブや長セリフが決まった時は拍手喝采でした!
ラストは座長演じる濡髪長五郎の「江戸の朝焼け…」の粋なセリフでビシッと締まって大団円。
全員が活躍する、見どころいっぱいの楽しいお芝居です。ぜひ舞台で!

 

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