お芝居小屋探訪其の二十四年2回開幕!佐賀県唯一の大衆演劇スポット
JR佐賀駅前バスターミナルからバスで30分、九州の嵐山と呼ばれる川上峡へ。豊かな水流を見下ろすように「ホテル龍登園」はあります。
創業1961(昭和36)年。
国内有数のラドン含有量を誇る熊の川温泉郷から汲み上げた大浴場と、自社農園や地元の食材をたっぷり使った料理が自慢の老舗ホテルで、大衆演劇の公演は2010年2月からスタート。2月と6月、年2回の公演は、近隣の大衆演劇ファンや遠征の劇団ファンで賑わいます。
ではこれより会場までご案内~!
目次
1.ホテル入り口~会場まで
2.会場内
3.開演~食事
4.インタビュー
お客様に少しでも喜んでいただくために~
龍登園スタッフ 毛利孝美さん
いつから大衆演劇の担当に?
ここに勤めて17年くらいになりますが、大衆演劇の窓口担当になったのは5、6年前です。
それまで大衆演劇をご覧になったことはありますか
いえ、観たことなかったです。 初めて観た時はびっくりしましたね。華やかで楽しくて。お客様の中でもここで初めて観てどんどんのめり込んでいく方がいらっしゃるんですが、これはハマるだろうなあと納得しました(笑)。
うちに来てくださる劇団さんも様々で、お芝居が面白い劇団さん、美しさがウリの劇団さんなど、それぞれ違った魅力がありますね。
普段の客席の様子を教えてください
地元の方、団体のお客様が多いです。 以前はもっと年齢層が高かったんですけど、少しずつ若い方が増えているように思いますね。
素敵なチラシとチケットを作られているのですね
ありがとうございます。毎回作っていて、これを持って営業に行ってます。 ポスターも作って館内に貼ってます。
佐賀県唯一の大衆演劇の公演場所として、これからの抱負をお聞かせください
以前は関西などからファンの方が連泊して来てくださっていたのですが、コロナ禍で、客席数を半分以下にしてもなかなか埋まらず、厳しい日が続きました。 それでも少しずつ日常を取り戻しつつある中で、みなさんに喜んでいただけるよう、なんとか頑張ってやっていけたらと思っています。
ありがとうございました!最後に龍登園さんの自慢ポイントをぜひ
うちは観劇とお弁当がセットです。午前中からショーを見て、お弁当を食べて、お芝居を見て…と、盛り沢山です。お昼だけの公演のところが多い中で、ここでは1日たっぷり楽しんでいただけるところが良いと思います。
5.基本情報
佐賀・川上峡温泉
ホテル龍登園
〒840-0203
佐賀市大和町大字梅野120
TEL:0952-62-3111
FAX:0952-62-5946
E-mail:info@ryutouen.co.jp
アクセス
- 公共交通機関:JR長崎本線佐賀駅→昭和バス川上・古湯・北山行きユースピア入口下車→徒歩約5分
(大衆演劇開催中、佐賀駅から無料送迎バスあり。JR佐賀駅北口10時発・ホテル16時発 要予約) - 車:長崎自動車道佐賀大和ICからすぐ
無料駐車場200台分有り
座席数
300席
(2021年6月公演では160席)
開演時間
- 10:00受付開始
- 11:00一部ショー
- 12:00休憩
- 13:00芝居
- 14:00休憩
(外題によって変動あり) - 14:30二部ショー
- 15:30終演
料金
- 観劇前売券:3,500円(観劇+弁当+入浴)
- 観劇当日券:3,000円(観劇+入浴)
- 座席指定:500円
- 観劇付き宿泊プラン
宿泊日とチェックアウト日の昼公演観劇と、観劇弁当1食がセットになったプランもあります。
※昼食弁当(1,500円)や指定席(500円)は別料金です
予約方法
2月・6月は芝居の月!
電話で事前に予約
(6月公演は4/1~、2月公演は前年12/1~。前日の20時まで受付)
周辺情報
九州の嵐山と呼ばれる川上峡。
川上峡名物~元祖吉野屋の白玉饅頭
バス停「ユースピア入り口」のすぐ前にある創業明治15年の老舗の甘味処。看板商品の白玉饅頭は6個入り438円から。
ツルツルもちもちの生地に甘さ控えめのこし餡が美味しい!1個あたり51カロリーとヘルシーなのも◎。
7.最寄駅からのアクセス
取材メモ
今回初めて参ったホテル龍登園さん。行くまでは遠いイメージがありましたが、公共交通機関で行けて無料の送迎バスもありますのでアクセス良好です。
館内はゆったりとした造りで、老舗の風格を感じさせる重厚なインテリアがそこここに。自社農園や地元産の食材をふんだんに使った料理に定評があり、宴会利用も多いそう(チャペルもありました!)。
そして何といっても公演中の盛り上がりは特筆!
地元の大衆演劇ファンの方がお客様方に応援グッズを貸し出しておられて、初めての方もペンライトを振ったり鳴子を鳴らしたりと、大衆演劇ならではの一体感に包まれていました。
「佐賀の人は恥ずかしがり屋だから、ちょっとでも楽しめたらね」と、観劇10年以上というベテランファンの方。年2回の公演を楽しみにされているそうです。
福岡県内の劇場とのハシゴも十分可能なので、2月と6月、佐賀龍登園にぜひ!