KANGEKI2021年9月号Vol.61

お芝居小屋探訪其の二十五楽笑演劇殿食も充実!至れり尽くせりのお芝居空間

劇場:楽笑演劇殿取材日:2021年6月22日
お芝居小屋探訪 其の二十五 楽笑演劇殿 食も充実! 至れり尽くせりのお芝居空間

JR久留米駅から西鉄久留米行きのバスに乗り「六ツ門・シティプラザ前」で降りて徒歩3分(余裕があれば散歩がてら歩くのもおすすめ。15分ほどで到着。タクシーならば5分程です!)。

久留米市内最大の繁華街「文化街」に面する建物の、大きな赤い梁と写真付き看板が目印です。

ウルトラビル入り口。 この3階に劇場があります

開業は2018年5月31日、元はキャバレーだったスペースを改装して作られたそう。
今年3年目を迎え、地元の方の憩いの場所として定着した久留米唯一のお芝居スポット。 ではではこれよりずずいと場内へご案内~!

目次

  1. 建物エントランス
  2. 受付エリア
  3. 劇場内
  4. 売店
  5. インタビュー
  6. 基本情報
  7. 最寄駅からのアクセス

1.建物エントランス

ビルの前には当月公演の
劇団名入りののぼりが。
ビルの玄関の上にある劇場看板。
過去の出演座長がずらり!
映えあるセンターは年1度の看板総選挙で選出されます
ガラス扉の前に劇団ポスターとチラシが掲示
通路には公演予定の劇団ポスターが掲示されています
劇場専用のエレベーターに乗って3階へ~

2.受付エリア

3階で降りたら右手に劇場受付。
こちらでチケットを購入します
楽笑演劇殿&ぶらり劇場
会員の案内
スタンプ20枚で観劇チケットと
交換できる特典が魅力。
写真入りのメンバー紹介ボード。
役者さんの顔と名前を覚えるのに重宝します
受付前の休憩コーナー
開場を待つ時もこちらで
当日券(1,900円)を買って中へ…
劇場へは靴を脱いで入ります
靴はビニル袋に入れて持つか
こちらのラックに。
達筆な書き出し。
大きな文字が見やすい!

3.劇場内

客席後方からの眺め。
緩やかな傾斜がついて
後方が高くなっているのがわかるでしょうか
椅子の足も後方へいくほど長くなっています
テーブル席は
お食事する時に便利
前方は畳に座椅子。
前後左右の間隔をたっぷり空けて設置されています
最前列。 低めの舞台で臨場感高
花道も作られています
舞台から客席を見たところ。
通路もゆったり広め
丸い座布団は1人1つまで
貸し出し無料。
2つ目からは100円
「こうすると背中が楽よ」
常連さんに教えてもらった座布団の使い方。
なるほどこれは快適!
6月公演は
森川竜二座長率いる森川劇団。
ミニショースタート
ショーの途中で
「大入り」発表!

4.売店

フードメニューは注文に応じて作ってもらえます
メニューは全て手作り。
カレー、おにぎりが人気
注文を受けながら仕込みもこなすスタッフさん。
厨房はフル回転
飴やスナック菓子も色々。
熱々のたこ焼き(300円)をいただきました

5.インタビュー

常にお客様に寄り添って。
あったらいいなと思うサービスをどんどん実行!
オーナー 只隈鯉江(ただくま りえ)さん

 

今日はどうぞよろしくお願いします。まずは劇場を開くことになったきっかけを教えてください

只隈鯉江さん(以下只隈)

知人に誘われて初めて大衆演劇を観たのが2018年です。最初は全然乗り気じゃなかったのに、すごく感動しまして(笑)。
親子の愛を描いたお芝居で、人として大事なものを忘れていたことに気づかされたと言うか…とにかくものすごーく心に入ってきて、大泣きしました。今でもあれは何だったんだろう?って感じですね(笑)。

 

初めて観た時の衝撃、よーく分かります(笑)

只隈

そこからこの世界が好きになって、劇場を作ろう!と思い立ったものの、全くの素人なので、背景幕1枚どこで買ったらいいのかもわからず、色々な人に教えてもらいながら進めていました。

やはり物件探しが大変でしたね。天井の高さがあっても横幅が足りないとか、すごく良いスペースなのにエンタメをやっては行けない場所だったり。
ここは遅い時間でも音を出してもいいので、劇団さんがゆっくり群舞の稽古とかが出来ると言ってくださるのでよかったです。

 

普段の劇場の様子を教えてください。お客様は地元の方が多いですか。

只隈

そうですね。この近辺で、自転車や歩いて来られる方もいらっしゃいます。

 

劇場の宣伝はどのように?

只隈

人が集まるようなところ、例えばスーパーの休憩スペースにチラシや無料券を持っていったり、駅でチラシを配ったりしました。地元の新聞に載せてもらったのもありがたかったですね。

舞台ではなくお客様の表情を見ている

 

「劇場のここが自慢!」を教えてください

只隈

えーと、何だろう?(笑)
私たちもお客さんとして劇場に行きますので、お客さんがしてもらって嬉しいことをどんどんやろうとしているところでしょうか。

うちはお客さんの名前をすぐ覚えたり、すごくフレンドリーなんです。
開演中は舞台じゃなくて、お客さんの表情ばっかり見てます。「あの人喜んでるね、こういうのがが好きなんだなあ」とか、寒そうにしている人がいたらブランケットを持っていくとか。常にお客さんの気持ちになって寄り添うようにと、スタッフにも言ってます。

 

スタッフは全員女性なのですね。

只隈

はい。うちは棟梁がいません。そのぶん、女性にしかできないこと、女性ならではのことを頑張る。
例えば、劇場の場合、劇団さんにご飯を出さないですよね。うちは出すんですよ。全部手作りです。

劇団さんの食事作り
(楽笑チャンネルより)
出来上がり!
美味しそう~~
 

書き出しがいつも丁寧で美しいですね

只隈

ありがとうございます。パソコンで作るより手書きの方が大衆演劇らしいと思って、スタッフが頑張って書いてます。

 

フードメニューが充実していてどれも美味しそうです。オススメの一品は?

只隈

おにぎりがよく出ますね。地元のお米を使って美味しくなるように炭酸を入れて炊いてます。お持ち帰りをされる方も多くて、昨日も夜に20個くらい出ましたね。あとはカレーも人気です。全て手作りです。

おにぎり、カレーのほか
麺類、パンメニューも

コロナを超えて…周りがやめるからこそ、やめない

 

劇場オープン以来、ご苦労もあったと思います。特にコロナ禍では悩まれたのではないでしょうか。

只隈

劇場はお金があれば建てられますが、続けることが難しいですよね。
正直やめてしまった方が楽かもと思ったことは何度もありましたが、お客さんの笑顔でなんとかやって来れました。

コロナ禍の時も、この機会にやめてしまおうかと…でも、お客さんが『ここに来るのが楽しい。嫌なことを忘れられる』とおっしゃるのを聞いて、心に決めました。『みんながやめていくからこそ、私はやめない』と。

 

スタッフの皆さんも不安だったと思います。

只隈

スタッフはアルバイトで6人います。他のところが休業したり閉業しても、うちはやめないから不安がらなくていいよと言いました。

『こういう時だからこそ頑張ろう、劇団さんが働きやすい環境づくりをしよう』
これもいつも言っていることですが。

お客さんが少ないからこそ劇団を盛り上げたい。
お客さんが少ない時、うち、まかないご飯が良いんですよ(笑)。こんな時こそ、美味しいものを食べてもらって元気になってもらいたいから、とんかつやカツ丼を作って『コロナに勝つよ!』って(笑)。

お客様の寄せ書きノート。
大衆演劇愛がいっぱい

周辺のおすすめはスタッフに聞いて!

 

久留米のお土産やおすすめスポットを教えてください

只隈

はい、そういうこともぜひスタッフに聞いてください!
もつ鍋が食べたいとか、焼き鳥、ラーメン、甘いのがいいとか、お客様の好みをお聞きしてお伝えしています。
お土産は明太子や久留米ラーメンの詰め合わせなどを買われる方が多いですね。スウィーツ系がよかったら、お店の電話番号を教えますし、予約が必要なものでしたらそれもさせてもらってます。なので何なりとおっしゃってくださいね(何とありがたや~!)。

 

今日は本当にありがとうございました!最後にこれからの夢をお聞かせください。劇場としてやってみたいことなどありますか。

只隈

来年くらいになると思うのですが、次のことを考えてます。まだ詳しくは言えなくて決まったら発表しますので、ご期待ください!

6.基本情報

楽笑演劇殿

〒830-0017
久留米市日吉町13-14
ウルトラビル3階
JR久留米駅から徒歩15分
タクシーで約5分
電話:0942-50-0370

座席数

約200席

開演時間

  •  昼 12時開場 / 13時開演
  •  夜 17時開場 / 18時開演

休演日

毎月異なりますので劇場にお問い合わせください。

 料金

  • 大人: 1,900円
    (前売り1,600円)
  • 小学生以下:1,000円
  • 団体(10名様以上):1,500円
  • 団体(20名様以上):1,400円
  • 舞踊ショーのみ:1,000円

電話予約

 座席・お弁当の電話予約可能。
(飲食の持ち込みはご遠慮願います)

 SNS(最新情報はこちらでチェック!)

7.最寄駅からのアクセス

JR久留米駅の東口から
歩いてみました
この時計に向かって歩くと
昭和通りです
昭和通り。
ひたすらまっすぐ歩きます
左に久留米市役所が見えました。
まだまだまっすぐテクテク
すると…
昭和通りと三本松通りの交差点に着きます
この道路標識を目印に
右へ曲がって・・・
三本松公園の手前の橋を左に曲がります
あとはこの道をまっすぐ1分ほど歩くと…
劇場に到着!
遠目でも良くわかります^^
劇場チラシに記載されている
西鉄久留米駅からの地図も
ご参考ください

取材メモ

劇場入り口に手指の除菌液のボトルがずらり。

なんでこんなにあるのだろう?お客さんが持ってこられたのかな?と思いきや:
除菌液でも人によって合う合わないがあるんですよ。お客様の中にはアレルギーの方もいらっしゃるので、皆さんに合うものを揃えたらこんなになりました(笑)」と只隈さん。
1人1人のために揃えられた消毒液。楽笑スタッフの並ならぬ心遣いにジーンとしました。

もう1つ心残りは人気のおにぎりを食べ損ねたこと…次行く時は絶対!笑
皆さまもぜひ!

取材:加藤わ呼

劇場情報

楽笑演劇殿

福岡県久留米市日吉町13-143階

楽笑演劇殿公演予定