KANGEKI2021年11月号Vol.63

カンゲキアラカルト北とぴあ演劇祭大衆演劇ワークショップレポートみんなで「要返し」に挑戦!

取材日:2021年9月27日
カンゲキアラカルト 北とぴあ演劇祭 大衆演劇ワークショップレポート みんなで「要返し」に挑戦!

「北とぴあ(ほくとぴあ)演劇祭」(東京都北区)は、市民主体のアマチュア演劇祭。「演劇文化をより身近に生活のなかへ!」をキーワードに、北区文化振興財団 とボランティアで構成する「北とぴあ演劇祭実行委員会」が、年1回共同主催している事業です。

北とぴあ演劇祭2021

プログラムの1つである「大衆演劇ワークショップ」は、2014年からスタートし、リピーターも多い人気講座なのだそう。

講座は全4回で、大衆演劇役者の指導のもと、3回の稽古を経て最終回はみんなでお披露目ステージ!と、聞くだけで楽しそうですよね。
今回はその初回の様子を取材させていただきました!

講師紹介

響ファミリー座長 響彬斗(ひびき あきと)さん

講師 響彬斗ひびきあきと

響ファミリー総座長。北海道旭川出身。2歳の時、家族全員でブラジルに移住。学校に通いながら、丹下セツ子に師事する。助六太鼓を習う他、日本舞踊(花柳流)・三味線・歌・剣道等の日本文化を学ぶ。18歳で単身日本に戻り大衆演劇の沢竜二劇団に入団。宮本亜門の舞台にも出演。2005年「歌踊演舞一座 響ファミリー」を結成。高齢者施設などでの慰問公演や単独公演を展開するほか、歌手デビュー、テレビ、ラジオ、映画出演など多岐に渡り活動している。

和気あいあいで講座スタート

 定員20名、満員御礼。初回から全員着物を着て参加です。
まずは「大衆演劇の魅力」について、講師からのお話。

「大衆演劇の魅力は一言で言うと身近に感じられる芸であること。 お芝居と舞踊ショーがあり、今は女形の舞踊が人気ですが、舞踊はお芝居が出来てこそ。お芝居から学んだことを舞踊につなげていくんです」(響彬斗さん)

続いて公開化粧

手順を1つ1つ解説しながらどう変わるかを見てもらいます
テープで目と頬を吊り上げる裏技。キリッとシャープに。
今回は男女兼用メイクで。
眉は「笹眉」に仕上げます

お待ちかねのショータイム

講師による実演タイム
まずは立ち役姿で 「黒田節」
続いて舞踊へ
立ち役から女形に早替え!
見事な早替えに皆さんびっくり

「要返し」をやってみよう!

今回のテーマは「要返し」!

いよいよ実践。
「今回は要返し(かなめがえし)を取り入れた団体舞踊を作っていきまーす」

扇をくるくる… む、難しい?!
左に振ったり右に振ったり
バリエーションを付けていきます
だんだん出来るように
皆さんすごい!

「皆さん、初めはこんなの出来ないって思っちゃうんですけど、意外と出来るようになるんですよ。1回の稽古が1時間半くらいなので、あとは家でお稽古。皆さんしっかり覚えてくださいます」 (響彬斗さん)

参加者さんの横顔

参加者の半分はリピーター。

「ワークショップは区の広報で見つけて申し込みました。大衆演劇は知ってはいましたが観たことがなかったので、この講座に参加して、初めて大衆演劇の劇場にも行くようになりました。観客と出演者が近いのが魅力ですね」

男性の参加者は今回2名。

20名中、男性は2名。

「初参加で、女性ばかりで驚いています。北とぴあのリーフレットを見て参加しました。40年くらい前、ブレイクする前の梅沢富美男さんを観たことがあります。なんと面白いものだと思いながら、それきりで過ごしていました。扇子は今日買いました。これからどっぷりと浸かってみたいと思います(笑)」

2人目の男性はパフォーマーの方。

「初参加です。お笑いや色々なパフォーマンスをやっています。参加のきっかけは、人から『大衆演劇ぽいね』と言われて(笑)、検索してこの講座を知りました。日舞も着物も初めて。歴史から学べると聞いたので、楽しみです」

・・・と、参加者さんにお話を伺いましたが、はっきり言って皆さんキャラが濃い(褒めてます!笑)。大衆演劇ワークショップは「面白い人ホイホイ」かもしれません?!

お披露目公演では講座OBによる「忠臣蔵」も。
「松の廊下」の歩き方の稽古

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