カンゲキアラカルト北とぴあ演劇祭大衆演劇ワークショップレポート講師&委員インタビュー

お話をいただいてスタートしたのは7年前（2012年）ですね。

演劇祭の実行委員をずっとやらせてもらってまして、はじめに企画段階で狂言のワークショップか大衆演劇かって言われた時に、「狂言は他でもやってるけど大衆演劇はどこにもないから、絶対大衆演劇がいい！私が担当になりたい！」って（笑）。

響さんは、竜小太郎さん（*）のご紹介で、初回から継続して講師をしていただいています。
（*竜小太郎:1974年生まれ。『初代浪花のチビ玉』と言われた大衆演劇役者・俳優。）

このワークショップがご縁でハリウッド映画にも出たんですよ。NETFLIXオリジナル映画「アウトサイダー」というタイトルで、ジャレッド・レトー主演で日本からは浅野忠信さん・椎名桔平さんも出演しています。

日本でロケだったんだよね。

そう、アメリカ行けると思ったら川崎でした（笑）。大衆演劇の劇場と楽屋という設定でセットが組まれて、舞踊ショーの場面を撮影しました。発泡スチロールの雪を片付けるのが大変だったね。

一番は響さんの魅力です！熱心に教えてくださって、毎年違うテーマで覚えれば覚えるほど楽しい。次に、私かしら？（笑）

わっはっは。

わっはっは。

年代的にはそうになりますが、幅広いです。とにかく皆さんすごく元気で熱心。来年は何をやるの？って毎年楽しみにしてくださっている常連さんが半分くらいですね。あと、いつだったか、裁判所にお勤めの方も参加されたり、職業も幅広いです。

稽古日数が短いので、短期集中型でみんな頑張ってやっています。舞台に立つとすごいですよ。すごく自由です。思い思いにセリフも多くなります。

そう、気づいたら増えてるよね（笑）

とにかくみんなが楽しんでいる感じですね。

もちろん、いらっしゃいます！このメンバーで年に何回かツアーを組んで、篠原演芸場などに行きます。もちろん響さんの公演も声かけあって行ってます。20人の参加者のうち、半数くらいは参加してくれますね。お芝居の後は一杯飲んで…、いや、いっぱい飲んで（笑）。

活動を継続しているおかげで、地元にファンの方が出来てきました。この演劇祭の中では異色の存在ですが（笑）、1つの売り物、目玉になっているのではないかなって思ってます。
昨年はコロナで出来ませんでしたが、お花見の時期にみんなでチンドン屋になって飛鳥山を練り歩いたりして。

そう、お捻りまでもらってしまって。帰りに飲んじゃいましたけどね（笑）。また、その格好で歩いていたら『赤羽馬鹿祭り』に出ないかって誘われました。

いつか篠原演芸場に出たいねっ…て、飲んだときにみんなで話したりしてます（笑）。

北区には外国の方も多くお住まいなので、その方々にも参加してもらって、和の文化が広まったら良いなと思っています。

また、お披露目会では、OBの方々もお芝居もやりたいということで別枠でやっています。最終的に本人たちが1つの舞台を作れるようになるのを目指しています。

そうそう、僕も関西に行くと楽しくて。ブラジルの血が騒ぐというか（笑）

はい（笑）。なので機会があれば、ぜひやらせてもらいたいです！