かんげき2023年5月号Vol.77

木戸番のエッセイ・天職先は大衆演劇!第24回花總ひびき編~劇団武る~前編(2/2))

劇場:スパリゾート雄琴 あがりゃんせ
木戸番のエッセイ・天職先は大衆演劇! 第24回 花總ひびき編 ~劇団武る~ 前編(2/2))

花總ひびきは、本名を木下景子(仮名)という。

花總ひびきはなふさ ひびき

景子は、平成8年(1996年)2月3日生まれで、みずがめ座のB型。 現在27歳である。

2月3日が誕生日の人は「一歩先を行く、感ときらめき」を持つ人であるらしい。

同時に、独立心旺盛で、社交的であるが、独創的かつ親しみやすく、生まれつき人間愛にあふれており、刺激と自己表現を求めて、いろんな人の輪にはいる。

感じやすい性格でいつも容姿を意識し、男性と女性の魅力をそれぞれ兼ね備えている。 意地を張り、前向きに困難を乗り越え、見事に1つのことをやりとげる。らしい。

景子は、現在、周遊回臨時寝台列車「ななつ星 in 九州」で話題になっている九州で建築機械系の会社に勤める父と介護師をする母の元に生まれた。

きょうだいは「3人姉妹」で、長女である。 その「3人姉妹」が育った街は中都市ではあったが、風光明媚な土地柄で3人は元気な幼少期と青春時代をおくった。

景子の家族には、厳格なところがいくつかあった。その一つとして、家訓を守っていかなければならないところもある。

たとえば、こんな家訓もあった。

例えば、長女がクラブ活動でバレーボール部を選べば、次女も3女もバレーボール部に入部はいらなければならないのである。これが「家訓」であった。

そんなこともあって、小学校から高校まで、景子はバレーボール一筋であった。 例えば、中学校の時は、県大会でベスト8に入っている。景子はアタッカーとして県では、有名選手であった。 では、家訓を受けついた妹たちはどうなったのか? 二人とも、全国で戦うクラスに入っている。 木下家の家訓は、バレーボールの世界では、大成功を収めている。 ただし、そのような家訓を支えているのは景子の父である。その父親は景子に厳しかった。

景子が高校を卒業してからの進路の問題について、父との間に大きな軋轢が生じた。 景子は、どうしても大衆演劇の女優になりたかったのだ。

続く

プロフィール

小野直人

小野直人おの なおと

生年月日 1953年

1953年 滋賀県大津市生まれ。日本大学・農獣医学部卒業。
小野牧場オーナー、総合学習塾 啓数塾塾長、構成作家(テレビ、ラジオ)を経て、現在は、あがりゃんせ劇場の木戸番として、多くの大衆演劇の劇団や幅白い大衆演劇のファンと交流をもつ。「KANGEKI」で「木戸番のエッセイ」を連載中。

劇団情報

劇団武る

平成17(2005)年に大阪・満座劇場にて三条すすむ座長が旗揚げ。 2014年で10週年を迎え、あらたなる未来に向かって、 お客様に楽しんでいただける舞台を探求し続ける。

劇団武る公演予定

劇場情報

スパリゾート雄琴 あがりゃんせ

滋賀県大津市苗鹿3丁目9-5

スパリゾート雄琴 あがりゃんせ公演予定