メイクと移動の達人file13劇団勇舞座長中村時太郎のつくり方
午前11時30分、雷鳴座の楽屋はもうすでに温まっていました。何と言ってもこの日は中村市之丞さんのお誕生日公演!
劇団勇舞、劇団魁の二座合同公演は和気あいあいとした楽しい雰囲気。主役の市之丞さんは舞台取材をメインに、メイク特集は時太郎座長が快く引き受けてくださいました。
笑いあり、笑いあり・・・笑いあり(どんだけ)のメイクレポートです。
憧れのあの方に近づきたい~たゆまぬ努力の結晶メイク~
一大イベントの本番を直前に控えた座長は、さぞ落ち着かない様子なのでは?と思いきや…
「はよ化粧せぇよ!」隣の南條たいき座長(劇団魁)から野次が飛びます。
化粧で心掛けていることは?
時太郎「朝は芝居の化粧からすることが多くて、ショーの化粧は公演中で時間がないのでなるべく早くするように心がけています。」(楽屋の声:「いつものんびりしてるのに~」)」
化粧を覚えた方法は?
「僕らは好きな役者さんの化粧を真似したり、教えてもらうっていうより我流ですね。僕が崇拝しているのは若丸さん。(都若丸劇団座長)」
―――似ていらっしゃいますよね!
「本当ですか!結構真似してます。」
時太郎「最近、僕の化粧が濃くなったのははる雄くんの影響です。」
はる雄「隣で化粧してるとうつることあるよね。」
化粧で一番大事なことは?
「速さですね。前は付けまつげとかやってたんですけど、どうしてもショーの合間は時間がないので…。それなら化粧し替えないでええやん?って話なんですけど、それは嫌で。そうなれば早くするしかないんですよね。だから僕が大事にしてるのはスピードと妥協です。気に入らんわって弄ってたらもう自分の時出番が来ちゃうので妥協もします。」
いよいよアイメイクSTART!
「ルボタンは筆が太くて先端が柔らかいんです。広い範囲に使って、細かいところはKiss Meを使います。目尻のちょっとしたところとか、細かな修正はこれでします。」
(こんな時もコメントを下さるサービス精神旺盛な座長)
愛用品は?
「これ!分かる人には分かります。」
アイラインを乾かすのに、手鏡で仰ぐ人が多いんですけど、
当たったことがあってやめました。風もこっちの方が来ます。」
若丸座長愛がスゴイ!
次は眉を描いていく…
(手のポージングも完璧です!)
(少し濃くなりました!)
「最後に眉尻を黒く染めていきます。」
おぉぉ~~~!!(芸術的!)
愛用の香水は?
(アバクロンビー&フィッチ)
ファースト インスティンクト ブルー
フェイスラインにも需要なもみ上げ
「この部分、僕は2パターンあるんですけど…」
(詳しくは動画で!↓)
愛用の手鏡は?
可愛らしいポージングに…
楽屋の声A「なんやそれ!素人か!」B「ほかにあるやろ!」
賑やかな楽屋です^^
愛用香水は?
~メイク完成!~
~おまけ~
都若丸座長を崇拝しておられる時太郎座長。完成写真撮影の際にはこんな一コマも♪
時太郎座長の美しい化粧の裏側は、努力と”Love”の賜物でした!
プロフィール
劇団情報
劇団勇舞
平成12(2000)年7月、桃太郎温泉(岡山県)にて澤村姫之介が旗揚げした「劇団輝」が前身。その後、力強く勇ましく舞うという意味を込めて、劇団名を「劇団勇舞」に改名。現在は澤村姫之介が総座長となり、二代目座長には中村時太郎が襲名。若手とともに明るく力強い舞台で魅了する。
劇場情報
雷鳴座
愛知県名古屋市熱田区青池町2-26