KANGEKI2021年9月号Vol.61

特別公演劇団花吹雪八尾グランドホテル劇場大盆まつり夜の部お芝居

劇場:八尾グランドホテル取材日:2021年8月15日
特別公演 劇団花吹雪 八尾グランドホテル劇場大盆まつり 夜の部お芝居

「ある日の殿様」

あらすじ

お供を引き連れ城下へと、桜見物に繰り出した前田能登守。
茶店の前で一息ついているところに、駕籠屋の兄弟・権左と助十がやって来て、酒を飲み始めるのを見て、自分も飲みたくなり、権左に声をかける…
実は気さくなお殿様と陽気な駕籠屋兄弟が巻き起こす、1幕1場の時代人情劇です。

配役

  • 前田能登守:桜春之丞
  • 駕籠屋権左:三代目桜京之介
  • 駕籠屋助十:桜愛之介
  • 茶店の娘お花:小桜明菜
  • お花の兄:桜彩夜華
  • 役人の親分:桜京誉
  • 役人:小桜恋
  • 役人:小桜丞
  • 前田家 姫君:小桜誠
  • 家臣 助左衛門:寿美英二

茶店のお花(小桜明菜)に人相書きを貼ってもらう役人(桜京誉)
「こいつは三国を荒らし回った大盗賊だ」
行方知れずになっていた兄(桜彩夜華)が帰って来た。
お花は父親が侍に怪我を負わされて寝込んでいると知らせる。
駕籠屋の権左(桜愛之介)と助十(三代目桜京之介)が人相書きを見る。
「捕らえた者には五十両。
手の甲に3つの傷があるらしい」
姫(小桜誠)と助左衛門(寿美英二)を連れて桜見物にやって来た前田能登守(桜春之丞)
女中部屋に忍び込んで手の甲に傷をつけられた前田能登守。
「姫も知っておるのか…恥ずかしやのう」
「そこなるおのこ、ちこう」
「そこなるおのこ、ちこう」
「???」
「違う違う。おのこってのは男のことだ」
「のこぎりじゃねえのか」
「これはめざしって魚ですよ」
「めざしとはととのことか」
「これは珍味じゃ」
めざしを気に入った前田能登守
5両の金を返さなければお花を自分の嫁にすると言う役人。
「5両で良いのだな」
役人を追っ払った前田能登守
「上の花も綺麗だが、下の花も綺麗じゃのう~」
お花の兄が自らお縄にかかる
「俺が召し取られたらお前に顕彰金が入る。それがあれば父っつあんが助かるんだ」
「縄を解け!」
「俺に指図ができるのは代官様かこの地を治める前田能登守様だけだ」
「このお方が前田能登守様だ!」
「この者に縄を打て!」

カンゲキ的見どころ

前田能登守の武家言葉に対する、助十のリアクションが楽しいお芝居。
互いからぽんぽん飛び出るアドリブをきれいに回収してのエンディングは、息の合った両座長ならでは。 ぜひ舞台で!

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