時は平成29年5月23日、梅田呉服座。
お昼の舞台が終わったスーパー兄弟三代目南條隆座長・・・もとい、お初ちゃんはウキウキしています。
「今日はトッくんとデートなの??」
と、トッくん?? あ〜、お醤油屋にお勤めの徳兵衛さんのことですね。
龍美麗総座長・・・もとい、徳兵衛さんも、めかしこんでます。
「このところ仕事が忙しくてお初ちゃんになかなか会えなかったからなあ」
久しぶりのデートで二人が出かけた先は、大阪市北区曽根崎町
・・・にある、露天神社(つゆのてんじんじゃ)、通称お初天神さん。
「お初と徳兵衛の物語」
醤油屋の手代・徳兵衛と、天満屋の遊女お初は恋仲。徳兵衛はお初を身請けするためお金の工面をするも、兄弟とも慕う友にお金を騙し取られ、詐欺師呼ばわりまでされてしまいます。かくなる上は命をかけ身の潔白を示そうとする徳兵衛。お初は徳兵衛を信じて自分もついていくと云う・・・
近松門左衛門作の「曽根崎心中」で二人が向かう「露天神の森」が、露天神社(通称お初天神)さんの境内。今では「恋人の聖地」として、海外からも訪れる人がある、大阪の人気のスポットになっているのです。
時代を超えてなおたくさんの人を惹きつけてやまないお初と徳兵衛の物語。?
?今の神社の様子を見て、当の本人はどのように感じたでしょうか。
お初「おほん、そうですね、信じること・・・好きな人を信じることの大切さに、共感してくれるからではないでしょうか。人を思う気持ちや恋の悩みは、変わらないということですね(にこり)」
徳兵衛「ボクらと違って、今は自由な時代ですから、逆に見失いがち。好きな人と会えるのは、当たり前じゃない。1日1日を大切にして欲しいです(きりっ)」
なるほどなるほど・・お二人が言うとめちゃ説得力があります。
宮司さんが迎えてくださいました。
お初「あら、素敵な方(ポワワン)」
「お初ちゃん、なんかそっちに目線寄ってね??」
境内をぐるりとひとめぐり。
「ねえねえ、ここで写真撮らへん?」
「僕らは・・・要らんのと違うかなあ」
「いいからいいから」パシャ
「顔ハメ看板の意味がないけど、お初ちゃんが喜んでるし、ま、いいか。」
天神さんの絵馬はお初の顔
「たくさんかかってるわあ」
「最後にもう一度お参りしよか」
仲良く柏手を打つ二人 パンパン
「お初ちゃんは何を祈ったん?」
「みんなの願いが叶いますように、って」
「お初ちゃん・・・(ええ子や〜)」
“恋の手本となりにけり” の言葉どおり、現代のカップルの幸せを願う素敵な二人でありました。
カメラに向かって「いえ〜い!」
「お、お初ちゃん・・・(元気でいいなあ〜)」
〜完〜
第6回目となるシリーズは、今月梅田呉服座にて公演中のスーパー兄弟のお二方!お昼の部終了後、休憩時間をお借りして、お初天神へお出ましいただきました。
この日はお天気も良く、少し歩くと汗ばむほどの陽気。終始ラブラブムードでポージングをしてくださった総座長、三代目の仲睦まじさに、天神さんも焼けたかも?
?ロケ撮影を快諾くださいました「露天天神」様、スーパー兄弟の皆様、ありがとうございました!
この日の写真は「KANGEKIカンゲキ」9月号の表紙を飾る予定です。発売は8月1日、ぜひ手にとってご覧くださいませ!!