KANGEKI2021年10月号Vol.62
旅芝居女優名鑑第6回花形龍魔裟斗私にとって「お嬢」はめちゃめちゃ重い呼び名です(6/6)
龍魔裟斗
フォトコレクション
過去のカンゲキ取材の写真を織り交ぜなら、2021年9月21日鈴成り座で行われた「魔裟斗の日」までドーンとアップ。ウェブ版龍魔裟斗ショーの始まり始まり~♪
KANGEKI バックナンバーより
魔裟斗の日
2021.9.21 鈴成り座
化粧前拝見!
取材メモ
「女形での立ち回りを極めたい」そう語ってくれた花形。「魔裟斗の日」のお芝居「菊之助変化」は、まさにそれが見せ場の1本。
龍美麗総座長相手に激しい立ち回りを演じ、乱れる髪や脱いだ片肌に光る汗がゾクッとする美しさで、かつて大衆を熱狂させた女剣劇の世界を彷彿させられました。
そしてお芝居後の舞台口上でのこと。
「お嬢の良いところを教えて!」というお客様からの質問に対し、三代目南條隆座長が「すごい努力家です」と一言。たったこれだけの短い言葉でしたが、ずしんと胸に響きました。
プロフィール
南條隆とスーパー兄弟花形龍魔裟斗
1997年1月13日、山口県で生まれる。父二代目南條隆、母大路にしき、兄は龍美麗と三代目南條隆。初舞台は3歳頃。「宝塚の男役みたいになってほしい」という母の希望もあり、もっぱら男役を演じ、研鑽を積む。2015年に花形に昇格。同時昇格した一城風馬とともに若手の要として活躍。持ち前の朗らかなムードと中性的な魅力で若い女性のファンも多い。愛称の「お嬢」は美空ひばりの愛称にちなんだもの。
(SNS)
劇団情報
南條隆とスーパー兄弟
初代・南條隆が、昭和10(1935)年に熊本で「南條隆劇団」旗揚げ。 昭和39(1964)年、二代目・南條隆が座長襲名。 平成19(2007)年5月、息子の龍美麗、南條影虎が共に座長襲名。 「舞台では美しい夢を見せる」という初代からの伝統を守り、華麗なショーを魅せる。 平成27(2015)年影虎が三代目南條隆を襲名。