見海堂劇団見海堂真之介総座長質問コーナー
見海堂真之介総座長に聞いてみよう!
カンゲキツアーのわがまま企画で、見海堂真之介総座長に参加者さんからの質問に答えていただきました。その中からいくつかご紹介させていただきます!
おすすめのお芝居は?
今日は長い芝居の後、大変お疲れのところ真之介総座長には質問コーナーのお時間をいただき…
僕もなぜこんなお芝居の日にカンゲキツアーにしたのかと…(笑)自分でも失敗しております(笑)。
それでは急いで最初の質問に移らせていただきます!「観てほしいおすすめの芝居は?」というご質問ですが…
うーん、どれも見て欲しいし、これというのはないんですよね。
なんとか無理やり選ぶとしたら、例えば今月これから上演されるものからでは…
それも選べないですね。今、あおい竜也座長の誕生日公演でやる予定の『無法松の一生』を書いてるんですけど、全くできてない状態なんですよ(あと2日!)。だからどうなるか自分でも分からないので…
ちなみにお芝居の本数はどれくらいでしょうか
1回しかやっていないものや代表(見海堂駿)の時代のものも入れたら、200本くらいはあるんじゃないかな。そこから常にやっているのは60本か、70、80本くらい。やるたびに変えたり、自分でも書いたりもします。
(10/17夜の部に上演された「ザ・脇役」も、総座長の斬新なアイディアが盛り込まれた新作狂言でした! by取材班)
続いての質問です。「たくさんの斬新な演出の舞台を見せていただいていますが、影響を受けたお芝居や映画はありますか?」
これもないですね(笑)。もともとお芝居が好きになったのは、十代の時に杉良太郎さんのお芝居を観て。でも生の舞台は観てなくて、映像でしか観たことがないのですが、影響を受けたと言えばそれですね。映画は、もう観る暇もないですね。
最後に見た映画は?
最後に見た映画…なんだろう?記憶があるのは、つくばYOUワールドに乗った時に、施設の中に映画館があるので、代表と虎之介と3人で『キングコング』を観に行きました。
それに影響は…
全くないです(笑)。夜の部終わりで疲れてたし、それ観て「あ~来月くらいにキングコングのお芝居やろうかな」…とは思わなかったですね(笑)。
(ちょっと観てみたい気もしますが)ありがとうございます(笑)。それでは続いての質問です。「送り出しで、今まで一番びっくりしたことは?また腹が立ったことは?」
送り出しで最後に出てくるお客さんが常に一緒ということですね。あれはびっくりしますね。毎日なので毎日びっくりしますね(笑)。
腹が立ったことはないですが、お客さん同士での悪口を聞かせていただくことがあって(苦笑)。1回の公演をやり切って、送り出しでも最後まで楽しく帰ってもらいたいです(皆さん総座長に愚痴を聞いてもらいたいのでしょう…by取材班)。
こんな話も、昔のことみたいになっちゃってますね。
お見送りがあって大衆演劇
今はコロナで出来ませんが、お見送りはあった方が良いと思われますか?
復活できたらいいなと思っています。送り出しがないのもですが、初めは客席でマスクをされているのことにも抵抗がありました。お客様が笑っているのか喜んでくださっているのかどうかが分からない。
送り出しで握手して会話を交わすことが、どれだけありがたいことだったか。その気持ちを忘れたらいけないと、常に思っています。
続いての質問です。「直近の目標、やりたいことはなんですか?」
先月ね、演劇グラフの撮影があって、その時も聞かれたんですが、全く思いつかなかったんですよ。目標という目標は、ぽんとは出てこない。
コロナのこともあって、目標を立てても出来ないこともありますし、今は、その日その日が無事に終わって、喜んでもらえることが一番かなと思っています。
「将来のビジョンについて」という質問も届いているのですが…
やっぱり一番は、どこに行っても名前を知ってもらって、色々な舞台を観てもらって、たまに舞台から飛び跳ねちゃって、はみ出すこともしているので(笑)、そういうのも受け入れてもらいながら、一周りも二周りも大きくなって、色々なジャンルのことができる一座にしたいですね。
お芝居をメインにやってきたのですが、まだまだやれてないものもあると思うので、出来る限りのことはやっていきたいと思ってます。
自分の好きなところは?
ありがとうございます!質問はあと2つです。まずは「2022年の公演予定をお聞かせください」というご質問です。
11月は博多新劇座、12月は大平樂、1月も九州のどこか、2月は別府にいまして、3月はユーユーカイカン、4、5、6月は関東、7月はお休み、8月は岐阜葵劇場…と、一応予定です。9月10月は、明石が7周年と僕の10周年ということで、もしかすると2ヶ月公演になるかもです(千穐楽に内定したそうです!by取材班)
楽しみです!それでは最後「ご自身の好きなところは?」というご質問ですが…
んなもん、ないですよ(笑)。今日の舞台口上でも自分の写真集を紹介するのも渋ってたのに(笑)。
お客様方、いかがでしょうか…
声が好き!
ありがとうございます。声はよく言われますね~。こういう低い声質なんで、ちょっと下手するとすぐ枯れちゃったりするんで大事にしてます。
全部!
全部!?ありがとうございます!(笑)
お芝居も舞踊も全て好き!
あ、舞踊も!ありがとうございます!!
今日初めて見海堂劇団を観たという方もいらっしゃいます。
え!初めての方が?!(はい!と手が上がる)あー、はじめまして、どうもどうも、好きな食べ物はナマコでございます(笑)
取材メモ
「これから寒くなりますのでお身体だけは気をつけて、またお暇がございましたらお運びください」と、最後に締めくくられた総座長。
時間がない中、ギリギリまで答えてくださり、感謝に堪えません。
この日のアンケートで「総座長がファンを大切にされている気持ちが伝わります」という感想を寄せてくださった方がありました。
この言葉は総座長が「送り出しがどれだけありがたかったか」と言われたことと重なりました。
舞台と客席、お互いの気持ちが通い合う時、大衆演劇の良さを噛み締める瞬間です。
プロフィール
見海堂劇団総座長見海堂真之介
生年月日 | 1994年6月14日 |
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出身地 | 東京都 |
血液型 | A型 |
初舞台は生後11ヶ月。幼いころより父である見海堂駿の舞台に立ち、その技を学んできた。
平成23(2011)年に二代目座長、平成24(2012)年には総座長を襲名。
さらなる高みを見るべく、今日も真剣勝負に挑む。
劇団情報
見海堂劇団
1975(昭和50)年、代表・見海堂駿が「見海堂 駿&座 笑泰夢」を東京で旗揚げ。平成23(2011)年、息子の見海堂真之介が座長襲名。平成24(2012)年、劇団名を「見海堂劇団」と改名、真之介座長が総座長に。オリジナルの迫力あるお芝居や、創意工夫が凝らされた華やかな舞台を展開し、観る人の心をつかんでいる。
見海堂劇団公演予定
- 2024年12月川越湯遊ランド・ホテル三光(埼玉県)
12/1〜12/24昼