特集劇団新お芝居2本立てロング公演「文七元結」「悪徒の譜」

劇場:オーエス劇場取材日:2021年12月13日
特集 劇団新 お芝居2本立てロング公演 「文七元結」「悪徒の譜」

劇団新の12月公演@オーエス劇場は、マンスリーゲストに劇団戸田、颯馬一斗を迎え、お芝居づくしの1ヶ月。連日昼夜お外題替えに加えて新作も4本上演!(リメイク狂言2本含む、週1ペース!!)
カンゲキではお昼1回ロング公演を取材。 新作含む2本のお芝居と相舞踊祭りなど盛り沢山の舞台レポートをお届けします!

「文七元結」

あらすじ

 大工の熊は博打好きで家計は常に火の車。溜まりに溜まった借金50両。そんな熊を助けるため、娘のお花が吉原遊郭に身売りをして50両を工面する。涙ながらにその金を持って帰る熊だったが、吾妻橋に差し掛かる時、身投げしようとする男を見つけ… 江戸っ子の意地と情けを描いた人気の人情喜劇の新版。1幕2場。

配役

第1場 吾妻橋

掛け取りのお金をなくしてしまい身投げしようとする田島屋の番頭文七。
通りかかった熊が助ける
文七に持っていた50両をあげてしまう熊。
それは娘のお花が身売りして作ってくれた大事な金だった
「親方様、ありがとうございます!」
「親方様ってのが気に入った。よし、その金、貸すんじゃなくてくれてやるよ!」

第2場 熊の家

「『貸した』ではなく『あげてしまった』」
熊の言葉におとらは怒り心頭
「明日からどうするんだよッ!!!」
熊を訪ねてやって来た田島屋
夫婦喧嘩に巻き込まれる
熊の人情に心を打たれた田島屋。
文七から話を聞いて50両を返すだけでなく…
なんと娘のお花の身請けまでしてくれたのだった。
江戸っ子の心意気が呼び込んだ奇跡の大逆転

KANGEKI的見どころ

落語をベースに作られた定番のお芝居。

「三つ子の魂百まで」と言うように、江戸っ子気質もなかなか変えられないようで、「一家の一大事ってえのに何やってんだよ~」と言いたくなるお話ですが(^^;)、人情が人情を呼んで、大大円に。

序幕の大工の熊の葛藤と、第2場の夫婦バトルが見どころ^^
ぜひ舞台で!

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