KANGEKI2019年2・3月合併号vol.37

通称「化け猫」。里見要次郎総座長一人三役・見どころたっぷりの特選狂言。
本作のための特設セットは岡山の後楽座から運ばれ、前夜に組み立てられたものだそう。
怪猫が舞台狭しと大暴れ。いつどんな技（もちろん笑いも）が飛び出すかわからない？！
目が離せない要次郎歌舞伎の一本です。
里見要次郎総座長の外連（けれん）への思いを語っていただいたインタビューも収録しています。

大川良太郎座長 襲名15周年記念公演のお芝居「沖田総司伝」はこの日のための新作で劇団オリジナル狂言。
沖田総司はなぜ身体が弱かったのか？
良太郎座長の素朴な疑問からスタートし、劇団メンバーとともに作り上げたそう。その全景を誌面でご紹介！
座長のこれまでの思いと感謝をこめた舞台トークと、山根演芸社 山根大社長のお祝いの言葉も掲載しています。

下総国の大親分笹川繁蔵（梅田英太郎総座長）の元に小仏峰五郎（梅田晴成）がやってきた。
自分を裏切った子分の難儀を助けてやりたい、しかし渡世の義理が立たない。
そんな時…総座長の押し殺した演技で見せる「大利根の血煙」と、梅田とく太郎若座長が奮闘する「とく太郎祭り」の舞台模様をお届けします。
結成から5ヶ月を迎える総座長はじめ劇団メンバーのインタビューも収録しています。

旅がらすの佐太郎（龍錦若座長）が、喧嘩出入りで斬った源太（小龍優花形）から頼まれたこと。
それは源太の父・源蔵（龍児後見）を訪ね、自分の代わりに親孝行をすること…。
今際の言葉に断りきれず源蔵を訪ねる佐太郎。そんな佐太郎を追う敵方・鉄五郎（龍新座長）。
龍新座長が龍錦若座長をイメージに合わせて構成したという人情劇。
５年ぶりの巡業で湧いたユーユーカイカンでの舞台模様と、龍新座長・龍錦若座長・小龍優花形のインタビューも収録しています。

近江飛龍総座長出ずっぱりの「飛龍祭DX（デラックス）」のお芝居は、8年ぶりの復活特選狂言「悲恋地獄」。
仲睦まじく暮らしていた清吉（近江飛龍）とおあき（笑川美佳）夫婦だったが、ある日を境に一変する…
前半は笑いたっぷり、後半はガラッと変貌。大詰めの立ち回りは急転直下のど迫力！
インタビューでは、近江飛龍総座長が旅芝居の新たな形として始動させた取り組みと、その展望について語っていただきました。

「60を過ぎた者は口減らしのために山に捨てねばならない」――寒村の厳しい掟。母・シカ（南條小竜）の「山ごもり」を迎え苦悩する与助（南條駒三郎）に、情け容赦なく暮れ六つの鐘が鳴る…
「お客様から必ずリクエストをいただく」という劇団とっておきの１本の舞台模様を誌面で再現。
座長インタビューでは、お芝居の見どころや役者としての心得、劇団若手メンバー7人の魅力について語っていただきました！

井草菊蔵に殺された兄・小川勝五郎（澤村雄馬座長）の無念を晴らすため、小川勝之介（澤村翔也座長）は桶屋鬼吉（澤村健太郎）に助太刀を頼みに行く。しかし鬼吉は不在で、留守居の三公（澤村雄馬座長・二役）ただ１人。これがなかなか厄介な男で…
三公を演じる澤村雄馬座長がアドリブの連続で沸かせます！
個性あふれる劇団メンバーを、若いパワーで引っ張る両座長のインタビューも収録しています。

松丸家美寿々さん誕生日公演のお芝居は「母恋花（ははこばな）」。
我が子（あーちゃん）に一目会いたいと逃走中の縄抜けのお吉（松丸家美寿々）。役人の新吉（松丸家小弁太座長）は、お吉を召捕らなければならない立場でありながら、最後の願いを叶えてやりたいと、手引きをする…
子役・あーちゃんとの初共演、感動の涙と拍手に包まれた木川劇場での公演。男女の情念を描いた新作ラストショーも刮目です。
お芝居話で盛り上がった小弁太座長インタビューも収録しています。

好評連載第8回。芝居に舞踊に裏方仕事、皆の料理に子育てと、多忙な日々を過ごしながら「いま私は超幸せです」と笑顔で答える女優・松丸家美寿々さんを1日密着取材。
秒刻みで着々とこなす仕事ぶりや、家族との歩み、楽しい昔話も交えながら、「舞台」を仕事として生きる１人の女性の素顔に迫ります。

「マツゲキ」の愛称で知られる愛媛県の松山劇場は今年で創業30年。
劇場設立の経緯とマツゲキならではの創意工夫について、丹清光（たんきよみつ）支配人に語っていただきました。眺めるだけでワクワクする手作りのチラシ、お客さま参加イベントの開催、舞台設備の充実やバリアフリー化など、たくさんの常連さんから愛される劇場の、チャレンジは続きます。

カンゲキ編集部の会議室で開催した小さな座談会。
集まっていただいたのは芝居が大好きという共通点のみで、個性も志向もバラバラのお三方。
大衆演劇・旅芝居にハマったきっかけは？
どんなお芝居が好きですか？今気になっていることは？
客席側の熱い思いを語っていただきました。

好評連載「日本列島お芝居小屋訪ね旅」は今号より東北編スタートです。
カンゲキ特派員烏丸さんが訪ねた4つの劇場。アクセス情報、会場の様子、劇場グルメもたっぷり！
【紹介劇場】
康楽館・山桜 桃の湯
ホテルふじや・東日本健康ランド カッパ王國

里見要次郎総座長率いる里見劇団進明座が昨年に続き高津宮さんへ。
登場ととともに空気が一変、視線を一気にかっさらった奉納舞と、普段見ることの出来ない楽屋潜入フォトレポートをお楽しみください！

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

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