KANGEKI2020年1月号vol.47

今号表紙を飾ってくださった劇団九州男のみなさん。表紙撮影日のお芝居は「お伊勢帰り」。江戸時代の庶民の憧れ伊勢神宮のおかげ参りを題材にした定番喜劇を、良太郎座長（きーやん）＆伸吾（せいやん）コンビで魅せます。大阪と伊勢の強〜い女たちとのバトルも見どころ。外部公演と劇団公演で大忙しの近況を語っていただいた座長インタビューも収録しています。

新座長 澤村丞弥率いる劇団丞弥が、10月1日和歌山県七福座にてスタートを切りました！初日から旗揚げを心待ちにしていた方々で大盛況。新生劇団を盛り上げようと多彩なゲストが駆けつけての１ヶ月公演は、劇場オープン以来一番の大入だったそう。お祝いムードに包まれた、10月4日の舞台模様をお届け。旗揚げの思いを語っていただいた座長インタビューも収録しています。
【ゲスト】
藤乃かな
優木誠、優木直弥（優木劇団）恋月彩圭（１ヶ月ゲスト）

初舞台は生後１１ヶ月、学校に通いながら日々舞台を務め、幼くして生涯役者を決意したという見海堂真之介総座長。その座長襲名７周年の記念公演が、明石ほんまち三白館で催されました。特別狂言「国定忠治 風に向かう者へ」は特設仕掛けを駆使した気合いみなぎる大作。毎日が特別公演で挑んだという１０月。劇場の大入り新記録達成となった夜の楽日のスペシャルショーのレポートも併せてご覧ください。

清水次郎長親分の名代で金毘羅宮に出向いた森の石松。無事務めを終えて気分も上々、帰路の遠州都田村で、都鳥一家の３兄弟と出会う…人気狂言「森の石松」。二代目恋川純座長が初めて演じたのは７年前の朝日劇場だったそう。それから７年でさらにパワーアップ、磨きがかかった「石松」見参です。恋川劇団ならではのこだわりや演出について語っていただいた座長インタビューも収録しています。
【ゲスト】
京都撮影所俳優部 東映映剣会　木村康志、本山力、吉田輝生

激動の幕末。伊豆下田の芸者お吉の運命は、アメリカ総領事のハリスに見初められたことで大きく変わる。幕臣・伊佐新次郎は国のためだとお吉を説き伏せ、ハリスの住まう玉泉寺へ奉公に上がらせる…。定番狂言「お吉物語」を松井悠座長の演出構成で魅せます。「大衆演劇はヤマ上げて汗をかいて演じるのが一番大事」と語る京一郎座長。松井悠座長との対談インタビューも収録。お芝居談義がいっぱいです。
【ゲスト】松井悠座長

三下ヤクザの金太は、一家の代貸し七之助が親分との話し合いで揉め、勢いで殺す場面を目撃してしまう。七之助は金太を口止めし、旅人・伊豆の佐太郎に罪をなすりつけようと画策するが･･･ヤクザ一家で起きた出来事を、笑いたっぷりに描くお芝居。親子共演ならではの息のあったアドリブ合戦が見どころです。楽しい舞台レポートと座長インタビューも収録しています。
【ゲスト】
かつき夢二、咲良埼蝶二、天の川ひかる（橘劇団）

突然、他人の子を育てることになった男の物語「吹きだまり」。宝海大空座長と２人の子役の共演で、親子の愛情を朗らかに切々と描きます。もう１本のお芝居「呪いの峠」はガラッと趣きが異なる股旅物。座長扮する石松と宝海蘭丸花形演じる茶カスの留が大暴れ！２本のお芝居と元気いっぱいのステージレポートをお届けします。座長インタビューも収録。お客様を楽しませるにはまず自分たちが舞台を楽しむこと。日々自身に課していることについて語っていただきました。

「母」の素顔に迫る人気シリーズ18回目は宝海劇団 宝海真紀さん。初めて見た大衆演劇の舞台に感激。そこからこんなに運命が変わろうとは予想もしなかったと言います。女優修行に子育てと、多忙な日々を過ごし、幾多の苦労を乗り越えながら得た喜びとは。４人の子と５人の孫に伝えたいこととは。家族と劇団メンバーが寄せる真紀さんへのメッセージも楽しい。今回も必読です！

東京から約２時間、群馬県みなかみ町猿ヶ京温泉に位置する｢まんてん星の湯｣。創業は平成14年。源泉掛け流しの温泉のほか、オートキャンプやカヤックなどアウトドアが楽しめます。併設の劇場「でんでこ座三国館」は350人収容の照明・音響設備が整った美しいホール。劇場担当の生津さんにお話を伺いました。

スパリゾート雄琴のあがりゃんせ劇場では、オーナーである木村勉会長と劇団とのコラボショーが毎月開催されています。
今回は劇団紫吹さんとのショーの様子をご紹介します。
演歌をこよなく愛し、名だたる演歌歌手とも親交を深めてきたという会長はお客様からも絶大な人気。劇場・劇団・お客様の３者で作るショータイムを取材。会長インタビューも収録しています。

ハロウィンは、古代ケルトの収穫を祝い悪霊を追い払う宗教的行事が起源と言われ、現代日本でも仮装を楽しむ人が増えました。旅芝居の世界でも、年々凝った舞台が披露されています。今回は桐龍座 恋川劇団さんの「ハロウィンショー」をご紹介。一夜のモンスターたちの饗宴をご覧あれ！

メイクと移動に関する知識と技術では、他の追随を許さないであろう旅役者という仕事。そのワザの現場をレポートするコーナー。第6回は飛翔座 恋瀬川キャビアさん登場。「化粧前」と呼ばれる楽屋内の個人スペースには役者のこだわりが詰まっています。さてここからどんな風に「恋瀬川キャビア」が作られるのでしょうか…ぜひ誌面で！

「実はあの日あの時、舞台でこんなことが起きていたんです」ーー2019年の取材の中からハプニングな名場面をご紹介。予想外のことが起きるのが生の舞台を観る醍醐味。役者さんの対応力に拍手喝采！

追っかけ上等！目指せ全国の旅芝居小屋コンプリート！日本各地に存在する旅芝居どころを、交通機関を乗り継いで一つ一つ訪ね歩く旅人・烏丸さんのレポート。今回は大阪の大衆演劇の中心地、新世界！周辺のおすすめ情報もいっぱい。
【紹介劇場】
朝日劇場、浪速クラブ、オーエス劇場

今月の表紙を飾っていただいた劇団九州男のみなさん。ラストショーの衣装でのフォトセッションの模様を誌上公開。バックステージレポートでは、舞台支度中の楽屋風景や、舞台袖から捉えたお芝居シーンなど、普段見られないショットの数々をお届けします。

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

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