KANGEKI2022年7月号Vol.70
劇団美山舞台袖レポート
幕が上がれば舞台はもちろん、裏側もフル回転。このページでは舞台袖から見える演出の工夫やメンバーの表情をお届け!(特別公演の翌日4月27日にお邪魔しました^^)
開演前
舞台袖から見た「文七元結」
舞台口上
舞踊ショーへ
舞台袖から見る舞踊ショー
取材メモ
記念公演の幕が閉じたのは夜の11時を過ぎた頃。それでも翌日、滞りなく幕が開き、団体のお客様も入って大盛況。
「昨日も舞台終わってから荷物してたんですよ。楽日も近いんで」と、後見・里美祐樹さん。そのバイタリティはどこから湧き出てくるのだろうと、驚くばかりです。
滞りなく進むのは、舞台裏も同じで、誰がいつ何をするのか、指示がなくてもそれぞれ自主的に持ち場につく劇団美山のメンバー。お芝居でも舞踊でもドタバタの瞬間がない!のです。
情感こもる人情劇に、曲に合わせて背景もどんどん変える舞踊ショー。記念公演も普段の公演も変わらず繰り広げられる緻密で熱い舞台。劇団としての底力をひしひしと感じた2日間でした。
劇団情報
劇団美山
明治36(1903)年に初代江味三郎が「江味劇団」を旗揚げ。 昭和32(1957)年、「江味三郎劇団」を新たに旗揚げした二代目、 江味三郎が、 松竹新喜劇の藤山寛美より「美山昇二郎」という 芸名をもらい「劇団美山」と改名。 平成9(1997)年、長男の里美たかしが当時最年少であった12歳で座長に就任した。 平成30(2018)年には、劇団と里美たかし座長襲名からの20周年を記念した公演を 新歌舞伎座で挙行。旅芝居の歴史に大きな足跡を残す。
劇団美山公演予定
- 2024年12月浅草木馬館 大衆劇場(東京都)
【章劇公演】12/1〜12/15昼
【劇団美山公演】12/30、1/1~