KANGEKI2023年3・4月合併号Vol.76 舞台裏の匠たち第8回羅い舞座京橋劇場棟梁・岸本健司さん(4/5) 劇場:羅い舞座 京橋劇場取材日:2022年12月10日 舞台裏の棟梁を追いかけます 取材日はミニショーから。ショー用の照明を接続する副座長と岸本さん ミニショー開演中に、芝居で使う湯呑みと盆を準備しておきます。ミニショー閉幕後、すぐ芝居に取り掛かります 柳を出し、 背景幕を引き、 座布団を並べ、 板付きの役者が揃ったら、定式幕を開けて芝居のはじまりです。 次の幕で登場する二重を、あらかじめ手前に移動しておきます 出番を終えた役者が入って来て、そろそろ転換 いざ、舞台転換の最中は走る! 定式幕の開け閉めもダッシュで 開演前に、岸本さんが柳の下に仕込んだのは、副座長に「隠しといてください」と頼まれたもの。劇団さんの持ち物だそうです(笑)。これも棟梁の仕事?! 芝居と舞踊ショーの間の時間。岸本さんと劇団メンバーで、照明の配線を繋ぎます 舞台にこぼれた紙吹雪を掃除 ショーの背景幕を引きます 舞踊ショー中の棟梁の主な役割は、中割り幕の開け閉めです。曲がかかる前に下手にスタンバイ 「中割り幕を閉めたら真っ暗になるので、懐中電灯は必須なんです。舞台の裏方は、たいていマイ懐中電灯を持っています」 隙間時間に、劇団から頼まれた櫓の修理をします(ミニショー中に持ち手が割れてしまいました)。「袴板が割れたのを直して欲しいというのも、よく頼まれます」 ボンドでくっつけてペンチで固定 ぴったりくっつきました! ラストショーの終了後。上手に待機し、座長の挨拶が終わるのを待つ岸本さん 定式幕を閉めて、一公演が終了 他のスタッフさんたちと一緒に、舞台と客席の掃除。お疲れ様でした! 次ページ:京橋の舞台裏はまるでワンダーランド! トップページに戻る