KANGEKI2022年11月号Vol.73

特集劇団鯱密着取材!「やの字傘」

劇場:鈴成り座取材日:2022年9月21日
特集 劇団鯱 密着取材! 「やの字傘」

今月号の特集は、朝陽政次座長率いる劇団鯱の密着取材! お芝居「やの字傘」から舞台袖レポートなど、劇団の「今」をお届けします!

「やの字傘」あらすじ

 桔梗屋一家の食客・弥太郎とおしゅんは顔を合わせば喧嘩ばかりしていたが、心の中では互いに憎からず思い合っていた。

ある日、若親分が茨城屋の刺客に襲われ死亡。 弥太郎とおしゅんはただちに敵討ちに向かう。 そこには弥太郎のかつての道場での好敵手・月輪又次郎の姿が…。

おしゅんとの恋の行方、そして又次郎との勝負はいかに?!1幕4場の時代剣劇。

主な配役

序幕 桔梗屋

桔梗屋二代目の葬儀。何者かに殺されてしまった
茨城屋食客・月輪又次郎が香典を持ってやって来る。この者こそ二代目を殺した張本人だった
弥太郎とおしゅんが駆けつけ、どちらが二代目の敵討ちに行くか揉める
顔を合わせば憎まれ口を言い合う2人
心の内ではおしゅんを大切に思っている弥太郎
おしゅんもまた弥太郎に惹かれていた

第2場 茨城屋一家の前

茨城屋の若い衆を色じかけでおびき寄せる
その間に弥太郎が茨城屋に忍び込み仇を打つ
仇討ちの手柄はおしゅんに譲り自分はこのまま旅立つという弥太郎
別れに弥太郎の髪を梳かすおしゅん
「やたさん!そのまんま…!」
月輪又次郎と弥太郎はともに剣を学んだ仲であった

第3場 白木屋

おしゅんは故郷に帰り白木屋の妻として幸せに暮らしていた。そこへ茨城屋の若い衆が訪ねてくる
「場所と時刻をあらためた上で相手になってやろうじゃないか」
女侠客だったおしゅんの過去を全て知って迎え入れた主人
おしゅんに家宝の刀を渡して送り出す

第4場 川端

おしゅんをお引き寄せることに成功した茨城屋一味。本当の狙いは…
おしゅんが狙われていると知って駆けつけた弥太郎。白木屋の女中から話を聞く

大詰め 護持院ヶ原

おしゅんの代わりに茨城屋と勝負する弥太郎
弥太郎が又次郎に渡したものは…
「御身に降りかかりし身の災難、刈り取り申し候…かんざしの持ち主より」
白木屋の主人が迎えに来る
おしゅんが帰ってくのを見届ける弥太郎

カンゲキ的見どころ

「このお芝居、ファンの間でも人気なんですよ」と、取材前にファンの方から教えていただきました。弥太郎とおしゅんの別れ、雪の中での立ち回りなど、見どころいっぱい。

場面転換時も、花道や舞台幕前を使ってお芝居続行。その間、裏は大忙し!その様子はぜひ舞台袖レポートで♪

そして何と言っても、弥太郎と白木屋主人の2役演じる兜獅子丸若座長の早替えが圧巻!

白木屋主人が花道から鳥屋口に消えたと思ったらすぐ舞台に弥太郎登場。この間、10秒もなかった?!

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