KANGEKI2022年1・2月号Vol.65
ぎふ葵劇場年末恒例座長大会座長と若手の強力タッグ！「やくざ忠臣蔵」
劇場:ぎふ葵劇場取材日:2021年12月14日
ぎふ葵劇場年末恒例の座長大会が今年も無事開幕！
出演者14名&たくさんのお客様で大賑わいでした。
お芝居「やくざ忠臣蔵」では座長大会ならではのキャスティングで下座の若手もガッツリ参戦！迫力満点の舞台模様をお届けします！
特別狂言
「やくざ忠臣蔵」
あらすじ
関八州取締役を招いて開かれる花会。その仕切り役に抜擢された小諸忠三郎。初めての大役に意気揚々とのぞむが、それを妬む古参のやくざ・吉良屋仁兵衛から執拗な嫌がらせを受け、つい刀を抜いてしまい、大騒動に。
吉良屋はおとがめなし、忠三郎は3年間の賭場禁止が言い渡され…
ご存知「忠臣蔵」の仁侠版、1幕8場の時代仁侠劇。 座長大会ならではのスペシャルなキャストに注目！
主な配役
小諸忠三郎（小泉ダイヤ） 
およし（おおみ悠） 
新吉（兜獅子丸） 
正吉（葵翔太郎） 
関八州取締役中山誠一郎（錦はやと） 
梶川屋大五郎（龍美麗） 
車坂小九郎（見海堂真之介） 
脇坂清五郎（小泉たつみ） 
吉良屋仁兵衛（朝陽政次） 
浅間蔵三（葵好太郎）
序幕 吉良屋一家と関八州取締役中山の密談
第2場 花会
今回の仕切り役は小諸忠三郎（小泉ダイヤ）
「これで俺達一家の名も上がる」
「渡世のイロハもろくにできねえ奴が女のことは一人前だな」
「しかしこれは吉良屋のお貸元が…」
「どうか今日1日のご辛抱を！」
吉良屋に尋ねる忠三郎。
しかし吉良屋は教えない
第3場 小諸一家
忠三郎に厳罰を通達する中山
子分と女房を前に明るく振る舞う忠三郎だったが…
旅に出ている兄弟分の蔵三に一家を託して…
「忠三郎!!」
第4場 忠三郎の四十九日
香典を届けに来る車坂を追い返すおよし
こんな一家に愛想が尽きたので出ていくと言う
第5場 雪の道
吉良一家に乗り込む！
第6場 吉良屋一家
「心配には及びません。あれでは仇を打つなんて万が一にもありませんぜ」
大詰め 小諸一家墓所
「敵を欺くにはまず味方からの世のたとえ。仇打ちはあっし1人で十分です…」
カンゲキ的見どころ
座長大会の醍醐味
お芝居が「やくざ忠臣蔵」とアナウンスされた時、ワッとどよめきが。滅多にない役どころで登場する座長にワクワクしたり、あの座長とこの座長が舞台に並んでいる…その光景だけで興奮したり（笑）。全編、丁丁発止の高い緊張感で、若手も大活躍。一日限りの夢の共演に終始拍手喝采でした^^
左から龍美麗、朝陽政次、見海堂真之介
憎たらしさ半端ない^^;
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