KANGEKI2018年12月号vol.35

2018年7月20日に行われました、
松川さなえ太夫元の誕生日公演はお祝いムード満点。
特別狂言「釣り忍」では芸者おはんに松川さなえ太夫元、
その夫・定次郎に黒潮次朗総座長ほか
特別公演ならではの豪華キャスティング。
しっとりと大人のムードたっぷりのお芝居です。
松川さなえ太夫元のコメントも収録しています。

【ゲスト】
黒潮次郎総座長（黒潮劇団）、島崎寿恵総座長（まな美座）
橘菊太郎総座長（橘劇団）、二代目南條隆 和・一信会会長、
南雄哉花形（劇団菊）、龍美麗総座長（南條隆とスーパー兄弟）

2018年9月16日に行われました、三代目小林隆次郎座長の誕生日公演。
お芝居は「若松の男 玉井金五郎…花と竜」。
日清戦争後の若松にやってきた玉井金五郎（三代目小林隆次郎座長）は若松を仕切る吉田組の親分（酒井健之助座長）も一目おくほどの豪胆な男。
荷役仕事で名をあげた金五郎は、永田組と友田組を和解させようとするが…
一人の男の凄烈な生き様が、観る人の胸を打ちます。
三代目小林隆次郎座長のコメントも収録。
また「うちの小道具・大道具」のコーナーでは
小林真佐美若手リーダーに「キセル」を披露いただきました。

【ゲスト】
酒井健之助座長（劇団井桁屋）、司大樹座長（劇団正道）、
錦蓮座長（劇団絆）、三代目藤ひろし座長（劇団藤☆友）

幼馴染の島やん（川上鶴次郎）、定やん（澤村鶴次郎）とともに
出世比べのために江戸に出てきた男、友（三代目沢村千代丸座長）。
苦難の末、念願の目明しになったが、未だに手柄を上げたことがない。
しかし怪盗定吉を捕えれば、大金十両がもらえると聞いて大張り切り。
そんな友の前に、三年ぶりに定やんが姿をあらわし…
ひたむきに思う心が、人の心を動かす。そんな情景が伝わるお芝居です。
三代目沢村千代丸座長のインタビューも収録しています。

【ゲスト】
澤村謙之介座長（劇団澤村）

伊勢屋の後妻おはま（戸川楓恋）は、実子のお咲（戸田凛）だけをかわいがり、
口がきけない継子のおみよ（戸田ももみ）を毎日のように折檻している。
ある日、島送りになっていた先妻お島（戸田ゆかり座長）が帰ってくる。
生き別れとなっていたおみよと再会し、おはまの所業を知ったお島は…。
子を思う親の心と、子の心。愛情の深さゆえに起きる悲劇とは。
戸田ゆかり座長のインタビューも収録しています。

【ゲスト】
みやま大吾花形（劇団芸昇）

赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹となり、吉良への仇討ちを求める声は増すばかり。
しかし赤垣源蔵（煌京一郎座長）は、兄・塩山伊左衛門（三河家扇弥座長）に
仇討ちする気はないと言い放ち、激怒されてしまう。
半年後、伊左衛門の屋敷を訪れた源蔵は、兄の羽織を前に酒を飲み始める…
元禄時代を揺るがした大事件、ご存知「忠臣蔵」の一幕。
武士の本懐を貫く姿と万感の思いが、観る人の胸に刺さります。

第二次大戦末期、満州から日本に引き揚げた田島すず（島崎寿恵総座長）は
戦後、焼き芋屋を営み、韓国人青年キム（市村新座長）ら、
客との触れ合いを心のよりどころとして生きてきたが…
戦争という地獄、そして戦争が終わっても終わらない、
もう１つの”地獄”が、それぞれの胸のうちにあった。
その時代を生きた人びとの魂と思いが、芝居の中に蘇ります。
島崎寿恵総座長のインタビューも収録しています。

お芝居「河内の次郎長」は
寡黙だが、切れると怖い河内長五郎（橘菊太郎総座長）と、
強面だが、別の意味で怖い鬼熊大五郎（橘大五郎座長）が激突！
笑いあり涙あり、なにわ風味の人情喜劇です。
「名作七変化 Part２」は７つのお芝居の名シーンがいっぺんに楽しめる
贅沢な内容。橘大五郎座長のインタビューも収録しています。

【ゲスト】
かつき夢二座長（かつき劇団）

年に一度の桧山の入札を控えた木曽の町。
老舗の亀甲組を継いだばかりの仙太郎（美川慶二座長）を貶め、
喧嘩を仕掛ける徳田屋（美川麗士レジェンド）。
怒りと屈辱に耐え忍ぶ仙太郎。やがて入札の時を迎える…
山師のプライドがかかった競りでは、楽しいアドリブもたっぷりと。
美川麗士レジェンドのインタビュー、
若手座員へのメッセージも収録しています。

美川竜二を父に、名優美里英二を伯父とする役者一家に生まれ、
兄の美川麗士レジェンド、夫の美川慶二座長ともに劇団を支える美川竜さん。
女座長を目指した修行時代に、テレビや新聞に取り上げられたことが。
楽屋の様子や、慶二座長とのなれそめ話も、取材させていただきました。
女優の活躍の場として発足した「なでしこ会」の会長として、
三姉妹の母として、若手の成長を見守る日々。
また、自分自身も母の姿を見て湧き上がる思いとは…。
シリーズ第６回も、深イイ話がいっぱいです。

2018年9月16日に亡くなられた大門力也さん。
旅芝居の役者として、また指導者として、
長きにわたり活躍された大門さんの軌跡を、
東京大衆演劇協会の篠原淑浩会長、
妻の良美さんはじめ関係各位のご協力を得て
貴重な写真とともにご紹介いたします。

和歌山県岩出市唯一の常打芝居小屋「夢芝居」。
2016年にオープン以来、地域に溶け込んでいます。
劇場の扉を開けると、個性豊かな飾り物や大きなソファが並ぶ不思議空間？！
「多くの方に大衆演劇を楽しんでもらいたい」と、日々工夫を凝らす
オーナーの本田社長とスタッフの方々の熱い思いを伺いました。

旅芝居にまつわるオリジナルストーリー「ツバクロ」第９話。
今日も舞台に立つ奈々未。その客席に母・佳澄の姿が。
ついに母の口から明かされる父親の名。
１７年ぶりに出会った「父親」と母。その前で奈々未は意を決して…
物語はいよいよ佳境、読み逃しなく！

日本各地に存在する旅芝居どころ。それぞれの劇場の魅力を、
詳しいアクセス方法や周辺情報も混じえてご紹介。
カンゲキ特派員・烏丸さんが訪ね歩いたレポートの第二回。
今回は熊本県・福岡県・大分県の劇場です！

【ご紹介する劇場】
片岡演劇道場・楽笑演劇殿
きつき衆楽観・ヤング劇場

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

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