KANGEKI2018年5月号vol.28

芸妓の染菊（中村美嘉）を身請けしようとする井草の菊蔵（里美祐樹）。
しかし染菊は博打打ちの勝之助（里美京馬）に惚れており、
勝之助も菊蔵に恋を譲れという。
怒った菊蔵は万座の中で勝之助の額を割り、恥をかかせる。
おさまらない勝之助に、兄の勝五郎（里美たかし座長）は…。
半分がアドリブとギャグ!?もう誰もたかし座長を止められません。

橘劇団恒例の「お芝居の日」は、お芝居が二本立て。
前狂言は「夢裁き」。迷奉行遠山偽衛門尉のカオスなお白洲！
切狂言は「忠治追われ旅」。「鬼より怖い」国定忠治の
ハードボイルドなお芝居。
橘大五郎座長のインタビューも収録しています。

スリの半次郎（小泉ライト）は、北町奉行阿部豊後守（小泉たつみ座長）の
印籠を掏りとる。
しかし印籠を見た半次郎の母・お蔦（三河家諒）は、
それが半次郎の父のものであることを悟り…。
あえて「古臭さ」を究めた、味のあるお芝居。
小泉たつみ座長のインタビューも掲載しています！
【ゲスト】黒潮幸次郎座長（黒潮劇団）、三河家諒

品川一家の政五郎（あまつ秀二郎劇団責任者）は、
イカサマをした三五郎（あまつ慎祐）を捕まえたが、
妻の治療費のために命をかけたことを知り、
金を与えて見逃してやったのだが…。
登場人物たちが抱える恩と愛を描いた人情劇。
あまつ秀二郎劇団責任者と三兄妹のインタビューも
収録しています。

佐太郎（松川小祐司座長）は、やくざをやめ、
妻おつや（大和歩夢副座長）と二人暮らし。
しかし、そこに弟の新吉（南雄哉）が討たれたという知らせが。
佐太郎は弟の仇、伊達の勇蔵（松川翔也座長）と対峙するが…。
肉親への思いを静かに熱く伝える人情劇。
ラストショー「エリザベート」、松川小祐司座長、翔也座長の
インタビューも収録しています。

金之助（澤村蓮座長）と玉太郎（紫鳳友也座長）は、
悪旗本荒木十兵衛（颯馬一気）と揉めたところを
新門辰五郎（瀬川伸太郎）に救われた。
「男心が男に惚れた」二人は「め組」の一員となったが…。
澤村蓮座長のインタビューも収録しています。
【出演】梅乃井秀男座長、菊小鈴（劇団菊）、大門力也、
ベビー康生（劇団菊）、美月流星座長（劇団菊）

赤穂浪人、赤垣源蔵（美川麗士総大将レジェンド）は
兄・塩山伊左衛門（美川慶二座長）のもとを訪れるが、
兄は不在であると告げられる。
源蔵は兄の羽織を出すように言い、その前で酒を飲み始める…。
五年ぶりの演目にかける思いは？
美川麗士総大将レジェンドのインタビューも収録しています。

三河屋の一人娘、お小夜（紫吹未美）は、
継母のお国（愛寿々女）にいびられる日々。
お小夜に求婚してきた新之介（愛染菊也）に、
三河屋主人の清太郎（茜大介）はある秘密を打ち明ける…。
紫吹洋之介座長演じる喜助の一人語りはまさに圧巻。
インタビューも収録しています。

目が見えない娘・おみつ（雪めぐみ）は、
妹を斬られたところを、
片目の侍・兵馬（市川市二郎座長）に救われる。
再び目が見えるよう、医者にみせるなど世話を焼く兵馬に、
おみつはある「お願い」をしたのだが…。
厚みを感じさせる人物像が、舞台をさらに魅力的にします。
市川市二郎座長のインタビューも収録しています。
【ゲスト】司春香副座長（劇団正道）

今号から始まる新連載。
路上観察・街歩きをフィールドとする
放送作家・フリーライターの吉村智樹さんが、
旅芝居を舞台裏から支える人々に迫ります。
第一回目は梅南座の劇場主、渡口壽子さん。
過酷な戦争体験、戦後の大衆演劇を支えた時代を経て、
ハートフルな劇場を支える姿を描きます。

旅芝居にまつわるオリジナルストーリー「ツバクロ」の第二回。
父親を探す奈々未の、たった一つの手がかりは
「劇団旺盛座 座長 盛田旺介」という名前。
座員たちは座長が父親でないかと勘ぐるが…。

2月10日、観劇の日に池田呉服座で行われました
第13回カンゲキツアー。
今回の劇団さんは劇団美山さん。
ツアー史上最大の参加者となりました今回、
里美たかし座長の楽しいトークに会場は大盛り上がり！

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

この号のカンゲキクーポンの利用期限は終了しました。