KANGEKI2021年11月号Vol.63

特集“華舞台星天座”こけら落とし公演お芝居・舞踊ショー

劇場:華舞台 星天座取材日:2021年10月8日
特集 “華舞台 星天座” こけら落とし公演 お芝居・舞踊ショー

こけら落とし公演

第2部お芝居
『芸者の誠は岩清水』

こけら落とし公演の演目には、澤村一門からのゲストに合わせて、一門のお芝居を選んだそうです。また宣伝ポスターが芸者姿だったので、芸者のお芝居が良いかな?と思ったそう。1幕1場、芸者・しずかの悲恋を描いた物語です。

芝居見物の話で盛り上がる茶店。章太郎総帥の茶店の主人役、“素人芝居の座長だった”設定で会場を沸かせます
しずかは生き別れになっていた兄の孝蔵と再会する
恩義のため腹を突こうとする兄を止めるしずか。「ずるい、兄上はずるい…。若子様と別れるのは、はらわたを爪で割かれるような思いじゃあるけれど、現在目の前の兄上に死なれたらなお辛い」
仲を誓った一馬に、しずかは本心では悲しみつつ別れ話を持ちかけるフリをする
一馬は刀を振り上げるも、愛した女を斬ることができない
一馬の許婚・琴柱ことじとしずかの対面
しずかは元・武家の娘である自分の姿が変わってしまったことを思い知らされ、悲鳴を上げる
最後の別れに一馬に羽織を着せかけるしずか
残された扇子に一馬の本当の思いを知る

第3部 舞踊ショー

左より澤村龍聖、澤村千夜、㐂樂屋斎右衛門
特別ゲスト 総座長 澤村紀久二郎さわむら きくじろう
特別ゲスト 総帥 紀伊国屋章太郎きのくにや しょうたろう
座長 澤村千夜さわむら せんや
マンスリーゲスト 座長 早乙女紫虎さおとめ しこう
左より早乙女紫虎、澤村千夜
澤村龍聖さわむら りゅうせい
マンスリーゲスト 㐂樂屋斎右衛門きらくや さいえもん
ラストショー 鏡獅子
澤村紀久二郎総座長が自ら刺繍した贈り物が上がりました
着物に劇場名の刺繍が

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