あえて高いハードルを自分に課し、現状に甘んじることなく、常に新しい分野への挑戦を続けながら芸域を広げて、観客を引きつけてきた。儚げな女形が特に人気であったが、近年舞台姿も存在感が増す。平成27(2015)年7月には沢村千代丸の名跡を三代目に譲り、二代目澤村紀久二郎を襲名。