通巻 | vol.53 |
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発行日 | 2020年10月1日 |
価格 | 1,000 |
掲載内容
特集都若丸劇団 朝日劇場公演
今回初登場いただいたのは毎日パワー全開の舞台で多くのファンを魅了する都若丸劇団。
6月15日から7月30日までの1ヶ月半、大いに盛り上がった朝日劇場公演の舞台模様から、舞踊ショーをダイジェストでお届けします。合言葉は「絶好調」!魅せ場と笑いがいっぱい、常にお客様を巻き込む楽しいステージを誌面で再現。都若丸座長よりメッセージもいただきました。
【ゲスト】
中村時太郎座長(劇団勇舞)、六三四殿下座長(劇団殿下)、倖生
特集今月の表紙劇団 里見劇団進明座「鶯城の花婿」
表紙を飾っていただいた里見劇団進明座のお芝居は「鶯城の花婿」。桜見物に出かけた鶯城の姫・梅枝は、危ないところを助けてくれた所定めぬ野伏(のぶせり)に一目惚れ。惚れた相手なら添わせてやりたいと言う城主。しかしそれを阻止しようと暗躍する者が…。古い言い回しや武家言葉がビシッと決まる、華やかで楽しいお芝居。劇団に伝わるたくさんのお芝居を出来る限り見せたいと語る里見要次郎総座長のインタビューも収録しています。
特選狂言正舞座「滝の白糸」
旗揚げから1周年を迎えた正舞座の大阪公演の舞台模様をお届けします。お芝居は松川小祐司座長(劇団美松)の演出構成による「滝の白糸」。明治時代、北陸の町で出会った男女の悲恋の物語で、様々な創意工夫と展開が。要正大座長インタビューでは松川小祐司座長との出会いや旗揚げから1年を振り返っての思いなどをたっぷり語っていただきました。座長の自己評価は何点?ぜひ誌面で!
【ゲスト】
かつき夢二座長、冨士川すすむ座長、澤村雄馬座長(紀伊国屋劇団)、
光條貴留亜、光條久留美(南條光貴劇団)、長谷川桜
特選狂言劇団炎舞「河内十人斬り」
8月16日浪速クラブで上演された「河内十人斬り」。7年ぶりの兄弟共演で当日は札止めとなる盛況ぶりでした。明治26年大阪府河内郡で実際に起きた事件を扱った本作は、劇団ボス・橘魅乃璢さんによる演出構成。3時間に及ぶ大作で、なかでも闇討ちの場面は文字通り「死闘」。血と汗が飛び散る圧巻の舞台でした。7年のブランクを全く感じさせない息の合った兄弟共演、父・ボスへの思いを語っていただいた橘炎鷹座長インタビューも収録しています。
【ゲスト】
橘佑之介座長(橘佑之介劇団)、沢田ひろし、東映鷹炎会
特集心遊會 座長大会
7月21日、羅い舞座京橋劇場で開かれた心遊會 座長大会。関西では初のお披露目となる舞台は参加劇団から若手の面々が花を添え、賑やかの一言。カンゲキでは昼夜公演を取材。お芝居2本と大盛況の1日をダイジェストでご紹介します。会の発足と抱負を語っていただいた朝陽政次会長インタビューも収録しています。
【出演】
朝陽政次会長(劇団鯱)、葵好太郎座長(劇団舞姫)、葵たけし座長(劇団輝)、
市川かずひろ太夫元座長(劇団華)、梅沢菊太郎座長(劇団菊太郎)、おおみ悠総座長(おおみ劇団)、
真田涼兒座長(劇団白虎)、春駒総座長(劇団春駒)、錦はやと座長(劇団錦)、各劇団若手
下座:劇団鯱、劇団舞姫
特選狂言橘小竜丸劇団「お島子守唄」
夫の罪を被り島送りとなったお島。10年の刑期を終え、愛する夫と我が子とのもとに帰ってきたが…。橘鈴丸座長の演技から我が子への愛情と悲しみがほとばしり、もらい泣きするお客様続出でした。やがて悲しみが狂気と化し、悲劇へと向かってゆく…震撼の展開。ぜひ生の舞台でも!
インタビューでは橘小竜丸太夫元座長、鈴丸座長お二人が応じてくださいました。コロナ禍での過ごし方や温めている企画など、気になる話題がいっぱいです。
特選狂言澤村慎太郎劇団「丹下左膳」
舞台は江戸の下町。丹下左膳は妻のお藤と10歳になる安吉とともに仲睦まじく暮らしていた。安吉は拾い子だったが実の息子同然に可愛がっていた左膳。そこに安吉の実母で楓と名乗る人物が現れる。安吉はなんと2万3千石の柳生家の子。訳あって捨てたが返して欲しいと言われ…。子との愛情をメインに描いた劇団オリジナルの展開が涙を誘います。熱演の後の口上もお楽しみ。普段の公演の様子などざっくばらんに語っていただいた澤村慎太郎座長インタビューも収録しています。
【ゲスト】
剣一平
特選狂言長谷川武弥劇団「千鳥の曲」
宗太郎・宗吉は三味線弾きで仲の良い兄弟。弟の宗吉は目が不自由だったが腕が良く、杵屋の弟子として稽古に励んでいた。ある時、杵屋の主は娘のおこうに大黒屋の若旦那との縁談話を持ちかける。しかしおこうは首を縦に振らない。宗吉に思いを寄せていたから…。互いの幸せを願いながらも道を分かつ兄弟の心情を、母(愛京花)と娘(京未来)が細やかに演じます。劇中演奏も聴きどころ。インタビューでは長谷川武弥座長が、お芝居で大切にしていることや、劇団の目標について話していただきました!
旅芝居の母たち第24回 長谷川武弥劇団 総座長 愛京花
第24回は長谷川武弥劇団 愛京花総座長。役者の家に生まれ、兄妹全員が役者として活躍。初舞台以降、娘役専門で歩んできた総座長の運命が変わったのは18歳の時。そこからの人生の展開、女優、また演出家としての開花とは。
2011年に放映されたテレビ番組「ザ・ノンフィクション 泣き虫三姉弟」では、とても厳しいお母さんとして映し出されていた総座長ですが、取材を通じて見えてきたのは全く異なる姿でした。劇団メンバーからのメッセージ含め、人気連載今回も必読です!
特選狂言市川ひと丸劇団「天保水滸伝」
江戸後期の下総国、利根川周辺の二大侠客である笹川一家と飯岡一家。勢力は均衡にあったが、飯岡一家からの攻勢が激しく、もはや一発触発状態。ついに決闘が始まる…。第1部では恋女房の敵討ちをする小仏峯五郎、第2部では繁蔵親分との友情に報いる平手造酒の2役を、四代目市川ひと丸座長が演じ分けます。大立ち回りとなる決闘の場面の演出は特筆もの。二代目南條すゝむ総大将と四代目ひと丸座長の仲良し親子談議となったインタビューも楽しい!
【ゲスト】
[花組むらさき]
三代目南條のぼる座長、光はじめ太夫元
[劇団魁]
南條たいき座長、南條千花、南條日和
メイクと移動の達人 file.12市川ひと丸のつくり方
メイクと移動に関する知識と技術では、他の追随を許さないであろう旅役者という仕事。そのワザの現場をレポートするコーナー。第12回は市川ひと丸劇団の四代目市川ひと丸座長登場。「化粧前」と呼ばれる楽屋内の個人スペースには役者のこだわりが詰まっています。さてここからどんな風に「市川ひと丸」が作られるのでしょうか?!
お芝居小屋探訪 其十九後楽座
第19回は岡山県唯一の大衆演劇専門劇場 後楽座にお邪魔しました。JR岡山駅から徒歩圏内、赤い看板が目印です。オープンは9年前。元映画館だった建物をオーナーの里見要次郎総座長自ら3ヶ月かけて改装を手がけられたと聞きびっくり。せりあがりなど充実の舞台設備や、役者ならではのアイデア、何より地元愛がギュギュッと詰まった劇場に1回来られえ!
連載最終回梅沢慎太郎・光太郎 ワンダフルジャーニー Vol.6
1ヶ月ごとに公演先が変わる大衆演劇の劇団は1年365日が旅暮らし。
幼くして役者になった彼らも然りーー。
令和の旅芝居ボーイズ・劇団菊太郎の梅沢慎太郎&光太郎兄弟が、本音と素顔で綴る実録連載。
最終回は「僕らのここを見て!」。これまで演じたお芝居の自選ベスト3や忘れられない出来事など、お芝居愛てんこ盛りで語ります!
YouTube キックンチャンネル で続々配信中です^^
お客も旅する旅芝居日本列島お芝居小屋訪ね旅 其の十八 奈良編
追っかけ上等!目指せ全国の旅芝居小屋コンプリート!日本各地に存在する旅芝居どころを、交通機関を乗り継いで一つ一つ訪ね歩く旅人・烏丸さんのレポート。今回は奈良県の4つの劇場を巡るコース。それぞれの劇場の魅力と共に、ルート案内などお役立ち情報いっぱいのレポートです。
【紹介劇場】
なら香芝天満座、やまと座、弁天座、羅い舞座御所店
表紙劇団 バックステージレポート里見劇団進明座
今月の表紙を飾っていただいた里見劇団進明座のみなさん。ラストショーから表紙撮影の様子を誌上公開。バックステージレポートでは、舞台支度中の楽屋風景や、舞台袖から捉えたお芝居シーンなど、普段見られないショットの数々をお届けします!
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