木曾路を旅する渡世人で、股旅物のヒーローの一人です。「仲乗り(中乗り)」とは、切り倒した木材を筏にして天竜川を下る仕事で、木曽節という民謡にも謡われています。
大衆演劇では様々な題材が取り上げられており、黎明期である江戸時代から、人気のある演目というのがいくつも生まれています。ここではそういった演目や題材の概略を記しています。観劇の際にご参考に、また面白そうと思われる演目がありましたら、ぜひ劇場に足を運んでみてください。同じ演目でも劇団によって演出や脚本が異なりますので、見比べるのも楽しいです。細かい用語などについては大衆演劇豆辞典をご覧下さい。
このページでは「な行」の項目について解説します。
木曾路を旅する渡世人で、股旅物のヒーローの一人です。「仲乗り(中乗り)」とは、切り倒した木材を筏にして天竜川を下る仕事で、木曽節という民謡にも謡われています。
木場の政吉は好きになった女中、おしまを自害に追い込んだ男を殺害、渡世人の身となる。一年後、美濃国で政吉が目にしたのは、おしまと瓜二つの女、おなかだった…
長谷川伸の原作である股旅物です。1962年には市川雷蔵主演で映画化されています。中山七里とは岐阜県の下呂市から金山町にかけての区間を指し、さまざまな景勝地が有ることで知られています。
長屋の住人、髪結いの新三はお調子者ながら知恵のまわる男。今日も葬式にかこつけて大家から酒をせしめている。一方同じ長屋に住む浪人・海野又十郎は仕官をめざして苦心しており…
元々は河竹黙阿弥による歌舞伎で、「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」という人気演目でした。「髪結新三」という落語にもなっています。1937年(昭和12年)に山中貞雄監督によって「人情紙風船」として映画化され、非常に高い評価を得ています。