KANGEKI2018年3月号vol.26

仁吉（橘鈴丸座長）は、故郷の吉良で一家を構え、
女房のお菊（橘三倖）と仲睦まじく暮らしていた。
しかし弟分の長吉（橘佑季）が荒神山の土場を、
お菊の兄でもある安濃徳次郎（橘小竜丸太夫元座長）に
奪われた事がわかり…。
橘鈴丸座長が演じる仁吉が見せる、
まっすぐな男気が、見るものの心を揺さぶります。

かつて「チッコロ皇子」として、
劇団飛翔さんの舞台に立っていたこともある、吉田力さん。
舞台の上と裏側も知る稀有な存在の興行師として、
今後の大衆演劇が目指す道について語っていただきました。

和歌山県の「すわん江戸村」を本拠地として活動する「劇団紀州」。
今回の公演はクリスマスの限定演目「続通天閣高い～帰ってきたお熊」。
昭和の雰囲気を漂わせる、ハートウォーミングなコメディ。
全員が座長で、座長でない、「摩訶不思議」な劇団の魅力について、
市川昇次郎代表に語っていただきました。

盲目の用心棒、市（二代目恋川純座長）は居合術の達人。
ある時、斬った相手の息子を、故郷まで送り届けることになる。
信州にやってきた市たちを待っていたものは…。
「新しい道が開けた」という、舞台で演じる座頭市の世界について、
二代目恋川純座長にお聞きいたしました。

立志伝中の人物・塩原太助に憧れる男、太助（三代目南條のぼる座長）。
江戸を目指したものの、茶店で路銀をすられてしまう。
困り果てた太助のもとに侍（嵐山瞳太郎座長）が現れ…。
三年という月日の中で変わっていく人々を、魅力たっぷりに描きます。
嵐山瞳太郎座長と三代目南條のぼる座長のWインタビューも収録しています。

【ゲスト】
辰巳満月（たつみ演劇BOX）

喧嘩っ早いがきっぷの良い俥引きの松五郎（里美たかし座長）。
そんな松五郎にとって、吉岡少尉の未亡人・良子（中村美嘉）と
その息子、敏雄（里美誉）は大切な存在。
しかし数年後、成長して帰郷した敏雄（里美こうた若座長）は
松五郎を疎むようになり…。
紅あきら同魂会会長が立て、里美たかし座長がアレンジした「無法松」。
里美たかし座長のインタビューも収録しています。

料亭「月乃屋」の仲居頭・お仲（十川流）は、
亭主・安蔵（烏丸遊也座長）のために用意した金を、
三日月新助（碧月心哉座長）にすられてしまう。
だが新助は真摯なお仲の心に触れ、心を入れ替える。
盗みをやめ、堅気になろうとするが…。
ゲスト出演された、烏丸遊也座長率いる劇団時遊の
お芝居を劇団心風にアレンジ。
碧月心哉座長のインタビューも収録しています。

【ゲスト】

烏丸遊也座長（若丸一門 劇団時遊）、十川流（若丸一門 劇団時遊）

伊三郎（真田涼兒座長）とお葉（真田志津華）は仲睦まじい夫婦。
しかしお葉のもとに昔の男である伝次（成田僚）が現れ、戻るように言う。
拒むお葉に、伝次は伊三郎の正体を明かし…。
登場人物の思いが所作からも伝わります。
真田涼兒座長のインタビューも収録しています。

大和団五郎（大和みずほ座長）は、たった一人の座員を抱える旅一座の座長。
団五郎はたまたま出会ったやくざ者（大和拓矢）を
無理やり一座に引き込んだが、なんと男の正体は清水次郎長だった…。
明るく楽しく、でもきっちりとしたコメディ。
特別企画のリクエスト舞踊ショーと、
大和みずほ座長のインタビューも収録しています。

お紺（津川鵣汀座長）は、横恋慕した金貸しの六兵衛（勝龍治）の罠がもとで、
身内の罪をかぶって島流しとなる。
島から戻ってきたお紺だったが、六兵衛は未だにあきらめておらず…。
50年以上受け継がれる演目ながら、現代でも共感できる物語。
津川鵣汀座長のインタビューも収録しています。

2017年12月19日、シェラトン都ホテル大阪で行われました、
劇団花車三十五周年を祝うクリスマスディナーショー。
節目を祝う華やかな場で行われました、豪華絢爛なショーの様子をお伝えいたします。
またGOD姫京之助と、姫錦之助座長のインタビューも収録しています。

三代目 桂春團治の最後の内弟子にして、
ファンだと語る桂春之輔さん。
2018年2月11日、上方落語の大名跡「四代目 桂春團治」を襲名され、
『自分なりの春團治』を目指す心境と、入門当時の思い出について
語っていただきました。

撮影の様子はKANGEKIYoutubeチャンネルで！

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